【写真】体のフレームの大きさ、リーチを生かしたジャブ、ヒジ……キックボクサーの新田がUNLMITEDルールにおける自分のスタイルを確立させた試合だった(C)MMAPLANET

＜KNOCK OUT-UNLIMITED60キロトーナメント準決勝／3分3R＞
新田宗一朗（日本）
Def.3-0:30-27.30-27.30-26.
町田光（日本）

新田がガードを下げた構えでステップしながらジャブとインローを見せる。町田もサークリングしながら右ローを蹴る。新田はプレッシャーをかけて左ミドル、右ストレートを狙う。そして新田がストレート気味の左ジャブを突き刺すと町田が後方にバランスを崩す。

そのまま組みの攻防になると新田が上のポジションを取ってパウンドを連打する。町田が立ち上がりブレイクとなる。再開後、新田が左右のストレートから左ミドル。町田は蹴り足をキャッチしてパンチを返し、そのまま組みの攻防になると新田がブレイクとなる。ブレイク後、新田がジャブからワンツーにつなげる。

2R、新田がジャブ・右ストレート、左ミドル。細かく動く町田に右フックを効かせて左ハイまでつなげる。さらに新田が組みでも上のポジションを取ってブレイクとなる。町田はサークリングしてロー、新田は右ストレートから返しの左フックにつなげる。町田は細かいジャブから前に出て、新田はそこに右ヒジを返す。さらに新田は右ヒジで飛び込み、組みの攻防でブレイクになると左ボディ、右ヒジでダウンを奪うと、一気にヒジを連打。町田も必死に組みついて立ち上がりラウンド終了となる。

3R、新田がジャブと右ロー、右ストレートまでつなげる。町田が強引に前に出ていくが、新田が下がりながらジャブ・右ストレートを当てる。町田は首相撲に持ち込もうとするが、新田がテイクダウンを奪う。町田が下から立ち上がろうとすると、新田はヒジを落とす。ブレイク後、一気に距離を詰める町田だが、新田は組まれてもテイクダウンを許さない。逆に町田の組み際に新田が右ヒジを当て、首相撲からテイクダウンを奪う。

新田がヒジを落とすと、町田がブリッジでポジションを返すが、ここは町田もポジションキープできず、新田が上を取り返す。ブレイク後、町田が胴廻し回転蹴り。そのまま新田が上を取ってヒジを落としてブレイクとなる。再開後、町田がパンチで前に出るが、新田はガードを固める。ここで試合終了となり、スタンドのヒジでダウンを奪った新田が町田とのキックボクサー対決を制して決勝進出を果たした。

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