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【Grachan62】ケージ際の攻防。スイープ狙いで引き込む鍵山に一票。上を取った村田だがドローに

【写真】ドローに両者は御覧の表情を浮かべた(C)SHOJIRO KAMEIKE

<68キロ契約/5分2R>
鍵山雄介(日本)
Draw.1-0
村田俊(日本)

左右に回る鍵山の左ミドルに村田が右を合わせようとする。ローの鍵山、村田のステップインに中を取る。ワンツーフックで前に出た鍵山に対し、村田は右ストレート、左フック、そして右ミドルを繰り出す。右を振るって組んだ鍵山は、ケージに村田を押し込むも体を入れ替えられて小外を狙う。村田が許さず押し込み返し、鍵山は小外で姿勢を崩したがケージを利して耐え──試合は打撃の間合いに。

右クロス、そしてオーバーハンドを振るう鍵山は左ロー、村田はワンツーをかわされ左ミドルを食らう。村田のステップインを下がってかわした鍵山は、組まれてケージに押し込まれる。残り30秒、ボディロックから互いにテイクダウンを狙うが倒せず、最後の10秒もパンチを見せてクリンチという互角の展開で初回は終わった。

2R、開始直後にケージに押し込んだ村田がレベルチェンジ、ダブルレッグへ。引き込むように下になった鍵山はケージを背負って座った状態からギロチンでリバーサル。そのままスクランブルとなり、村田が再び鍵山をケージに押し込んだ。鍵山はダブルレッグをハーフネルソンで耐えるが、スイープ狙いで尻をつける。それでも下にされないよう立ち上がった鍵山に、執拗にダブルレッグを仕掛ける村田は結果、ネルソンからスイープ狙いの鍵山からトップを奪取しそうに。

鍵山はネルソンを軸に頭を跨いでバック狙いも、村田が右足をコントロールして前方に落とす。残り1分、ケージを使って立ち上がった鍵山の引き込みからスイープ狙いは、ここも村田が許さず同体で立ち上がり時間に。

結果、瞬時でも上を取った村田が競り勝ったかと思われたが、ジャッジ1人が左ミドルの鍵山を支持、他の2人はドローで痛み分けとなった。


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