【写真】フィニッシュ前の──渡辺直由さんばりの糸通しから、エルボーを打つコクエイ(C)MMAPLANET

＜ライト級／5分2R+ExR＞
コクエイ・マックス（英国）
Def.ExR3分05秒by 三角絞め
ジェイク・ウィルキンス（日本）

ライト級王座獲りを宣言しているウィルキンスは間合いはかり、ローやミドルからオーバーハンドと圧を掛ける。長身のグラップラーはコクエイは左ローで体がよれる場面も見られたが、前蹴りで腹を狙い、ウィルキンスの前進は阻む。

ウイルキンスも右カーフを多用するなど拳の攻撃がないなかで、コクエイの首相撲をボディロックに切り返してテイクダウンを決める。

左右のパウンドを落としたウィルキンスは足関狙いを反転して足を抜き、試合はスタンドへ。コクエイはサイズの違いを生かして蹴りの圧力を高めたものの、これといった攻撃はなく初回はウィルキンスがリードした。

2R、コクエイの蹴りのプレッシャーがいよいよ強まる一方で、ウィルキンスが左ボディストレート、そして右オーバーハンドを放つ。

コクエイは首相撲でウィルキンスを捕らえ、ヒザをボディに突き上げる。ウィルキンスはレベルチェンジで、ダブルレッグを仕掛けると、ギロチンを狙ったコクエイから一気にテイクダウンを決める。

コクエイはすかさずラバーガードを創り、エルボーやパンチを下からコツコツと打っていく。腰を上げ、一気に頭を抜いたウィルキンスがハーフでギロチンをセットしたところで時間に。ジャッジ3者とも19-19をつけ、試合は延長戦を迎えることとなった。

ExR、左ミドルを決めたウィルキンスが、距離を詰めてボディロックテイクダウンを決めトップを取る。

コクエイは糸通しでウィルキンスを固定し、ここでも下からエルボーを打ちつける。このまま固められて、時間が過ぎることを避けたいウィルキンスが腕を抜いて殴ろうとしてきたところで、コクエイは三角絞めをセットする。

さらにウィルキンスの左足を抱えて上体起こしたコクエイが、右腕を流させて全力で締めあげる。と、ウィルキンスが力なくタップし、コクエイが場狂わせの一本勝ちをやってのけた。

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