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【PFL2021#10】右を被弾しても、ケイラ・ハリソンの突き抜けた強さ変わらず。腕十字で連覇

2021.10.28

<女子ライト級決勝/5分5R>
ケイラ・ハリソン(米国)
Def.2R4分00秒by 腕十字
テイラー・ゴールダード(米国)

ワンツーで前に出るゴールダードが、右オーバーハンドをヒットさせる。組んだケイラはヒザ蹴りをボディに受けながら大内刈りで一瞬にしてテイクダウンを決める。ボディから顔面に左のパンチ、さらに左右のパウンドを打ち込むケイラは、ニーシールドに足を抜いてパスを決める。ニーインベリーをハーフに戻したゴールダードだが、キムラ・アームロックを狙われる。アメリカーナに移行したケイラは、腕に拘らずマウントに移行する。背中を見せたゴールダードをワンフックで制したケイラが、前方に潰していく。首を許さないゴールダードに対し、ケイラは仰向けになりワンフックのままトップに戻る。

肩固め狙いを半身で防いだゴールダードは、反時計回りで逆側から抑えを狙ったケイラをガードに入れる。腰を越したケイラは勢いのあるパンチを落とすが、足を払ってのパンチを狙ったところでゴールダードがスタンドに戻る。残り30秒、パンチから組んだケイラは見事な払い腰でゴールダードを投げ、袈裟で抑えて初回を終えた。

2R、ローに右を合わせようとするゴールダード。ケイラは左を伸ばし、一旦離れて飛び込んで左を狙う。右前蹴りを見せたケイラは、左ハイからパンチで距離が詰めクリンチ、小内刈りでテイクダウンを決める。

クローズドのゴールダードを殴り、ガードが開くとハーフで抑えつつ左のパンチを打ち込むケイラがZガードを無力化させ、マウントを奪取する。抱えられた頭を抜いたケイラは、下を向いたゴールダードにパンチを連打し、亀に戻り上を向いたゴールダードからマウントを取り直す。ケイラは余裕を持って腕十字を仕掛け、クラッチを切って右腕を伸ばしタップを奪った。

2019年に続き2度目の女子ライト級の頂点にぶっちぎりの強さで立ったケイラは「右を振るって良いゲームプランだったわ。ただ、何があっても私はグラップルするだけ(笑)。まず子供たちとバケーションを取って、可能な限り直ぐにジムに戻るわ」と颯爽と話した。


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