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【UFC107】シュトゥルーフ、勝利にも謙虚「ドローだと思う」

2009.12.13

(C) ZUFFA■第7試合 ヘビー級/5分3R
ステファン・シュトゥルーフ(オランダ)
Def.3R終了/判定
ポール・ブエンテーロ(米国)

【写真】20cm以上もの身長差がある両者。飛びヒザを狙ったシュトゥルーフの着地際、ブエンテーロがパンチを合わせてダウンを奪う場面もあった (C) ZUFFA

長身からハイキックを見せたシュトゥルーフに対し、果敢に飛び込んでパンチを放つブエンテーロ。肩がケージより高いシュトゥルーフは、その背の高さが一際目立つ。

ケージ際でジャンピングガードの態勢になったシュトゥルーフは、着地と同時にアッパーでブエンテーロを怯ませ、テイクダウンに成功する。

すかさずバックマウントの態勢になると、太鼓腹のブエンテーロを四の字フックで固定し、チョークとパウンドで攻め続ける。頭を抱え、動けないブエンテーロは、四の字フックで見動きが取れない。さらにチョークでシュトゥルーフが攻め続けると、腹這いになったブエンテーロは背中に張り付いたシュトゥルーフに拳を当てて、何とか向きを変えようとする。


執拗にリアネイキドチョークで攻めるシュトゥルーフだが、長身が災いしブエンテーロの頭の位置が低くなってしまう。結局、シュトゥルーフはチョークを極め切れず、ブエンテーロはインサイドガードに戻ってダブルチョップを落とし初回を終えた。

セコンドに気合いを入れられたブエンテーロは、距離をとりながら飛び込み、右ストレートをヒットさせる。ヒザ狙いで飛び込むが、バランスを崩したシュトゥルーフ。グランド戦に誘うが、ブエンテーロはスタンドで待つ。

立ち上がったシュトゥルーフをケージに押し込んだブエンテーロは、首相撲で攻めようとするも、シュトゥルーフの長身を持てあます。ここで、シュトゥルーフは引きこんで足関節を狙うが、足を引き抜いて向かい合ったブエンテーロはスタンドへ戻ると、右フックを放っていく。

アッパーに苦しむブエンテーロは、ここでシュトゥルーフのフライングニーに右の拳を合わせ、ダウンを奪う。パウンドも落とさず、再びスタンドで待ちのブエンテーロは、立ち上がったシュトゥルーフにエルボーを受け、ケージに追い込まれてしまう。

ここから両者は足を止めての打ち合いへ。リーチで劣るブエンテーロだが、打ち負けないで手を出し続けると、シュトルーフが距離を取る。

歯が折れてマウスピースに挟まっているとチェックが入ったシュトゥルーフは、何ごともなかったように最後の5分間の戦いへ。これまでの2Rと違い、ブエンテーロがオクタゴン中央で、シュトゥルーフがケージ際で足を使う展開になると、リーチで劣るブエンテーロは自ら攻めることができない。

左ジャブに右ローを合わさせるブエンテーロだが、両者スタミナに問題があるのか動きが少なくなり、試合は残り2分に。攻めようとするとローを浴びるブエンテーロは、ますます前に出られなくなるが、シュトゥルーフも無理に前に出ることはない。

残り40秒、強引に前に出たブエンテーロに、バランスを崩して尻持ちをつくシュトゥルーフ。最後の15秒、再び足を止めて打ち合った両者は、死力を尽くして15分を戦いきった。圧倒的に1Rを攻めたシュトゥルーフ、2Rに持ち直したブエンテーロ。判定の結果は――。

29-28×2、28-28でシュトゥルーフに軍配。前回2試合の一本勝ちより、可能性を見せたオランダの若き極め技系ファイターは、UFC三連勝にも「ドローだと思う」と謙虚にインタビューに答え、ブエンテーロの右手を掲げてオクタゴンを後にした。

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