【ONE104】スタンドで劣勢のアレックス・シウバが、見事な腕十字でパン・シューウェンから一本勝ち
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
Def.2R4分45秒by 腕十字
パン・シューウェン(中国)
右オーバーハンドを振るって前に出たシウバがシングルレッグへ。切ったパンは、続くダブルも防ぎ、スタンドを続ける。ワンツーで前に出たパンは、シウバのダブルをカットしパンチを入れて右を伸ばす。左フックを振るったシウバは左ミドルを蹴り、パンの右をかわす。ローを蹴り合い、シングルレッグに出たシウバはロープに押し込んでもテイクダウンを奪えない。続いて蹴り足をキャッチされても倒れないパンは左ハイをブロック、そしてスウェイでかわす。左ジャブを受けたシウバは、ムキになってフックを振るったところに右ストレートを被弾して足がもつれる。
シングルから引き込んだシウバはパウンドを落とされながら、シングルレッグでリバーサルに成功する。バックを狙ったシウバだったが、前方に落とされ試合はスタンドに戻る。シウバのパンチは粗く、後ろ回し蹴りにシンガポールの観客はわくが効果はない。ダメージ重視のONE裁定、パンが初回をリードした。
2R、蹴り足をキャッチした直後に、一旦リリースしてボディロックに捕えたシウバだが、パンは倒れない。構えを変えて右フックを当てたシウバは、サウスポーに戻し右ミドルを蹴られる。続く右ストレートにダブルを合わせ、クリーンテイクダウンを奪ったシウバがパス狙いへ。足を戻すパンだが、スイープ狙いを潰されパスガードを許す。しっかりと抑え、ワキをすくったシウバが腕十字を仕掛ける。ノースサウスチョークに仕掛けるが、パンが体をマットに滑られスタンドに戻る。
すぐさま組んだシウバはボディロックからテイクダウン、マウントを取る。パンは腕十字を許さず、体をスライドさせてスクランブル。レフェリーに立たされたシウバは、直後のダブルからボディロック、大内刈りでまたもテイクダウンに成功する。ここもマウントを取ったシウバは頭を殺し、腕十字へ。腹ばいから足を取って上を向かせたところでパンがタップ。見事な仕掛けでシウバが一本勝ちを手にした。