【ONE104】上久保周哉、グラップリング・ニーでブルーノ・プッチを完封。飛躍の判定勝ち!!
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
上久保周哉(日本)
Def.3-0
ブルーノ・プッチ(ブラジル)
いきなり飛び蹴りを見せた上久保が組んでプッチをロープに詰める。シングルの上久保に対し、プッチは引き込んでロープ際で三角絞めを狙う。ヒザを臀部に当てて頭を抜いた上久保が即シングルでコーナーにプッチを押し込む。つま先を掴まれたプッチは体を入れ替えて逆にダブルから、テイクダウンに成功してバックに回る。ワンフックのプッチを前方に落とした上久保はトップへ。
足を束ねて背中をつけさせようとする上久保は、ハーフから潜ってきたプッチの顔面に2発ヒザを入れる。プッチはそれでも立ち上がってボディロックで上久保をスラム。バックを許さない上久保は、前方に落としてグラウンド状態で正面からヒザを連続で蹴っていく。
たまらず立ち上がったプッチはバックに回り込もうとするが、上久保は遠い方の足にシングルを掛けるように防いだ。
2R、まっすぐ距離を詰めてシングルに出た上久保は、エルボーを落とすプッチからテイクダウンを決める。ここも潜ってきたプッチの顔面にヒザを連打した上久保ががぶってさらにヒザを続ける。シングルにスイッチした上久保は、コーナーに押し込んでまたもテイクダウンに成功。ハーフから左のパンチを入れ上久保が、プッチの立ち上がり際にバックを伺う。ここは前方に落とされた上久保だったが、バックを狙ったプッチを同様に前方に落としてパンチを連打する。
上久保は足を取りに来たプッチの頭部にヒザを突き刺し、立ち上がりながらシングルでケージにプッチを押し込み、ダンブルレッグを決める。腹ばいのプッチは、起き上がろうとしてもがぶられてヒザを受け最終回を迎えることとなった。
3R、テイクダウンのフェイクから右を当て、プッチのダブルレッグを切った上久保がシングルでドライブする。右を差して左のパンチを入れた上久保は、一発のサブミッションだけ気を付けたい。しっかり頭を抱えられないよう押し付けてテイクダウンを狙う上久保は、ボディロック狙いからシングルに切り替え、コーナーにプッチを押し込み続ける。
ダブルで肩を押しつけてテイクダウンを決めると、上久保は上を取り切って左のパンチを打っていく。プッチはキムラを狙うが、上久保はすぐに察知しスクランブルでバックに回る。そのままトップを取った上久保は、ヒザを入れ立ち上がりパンチを落とす。
プッチは蹴り上げも、上久保はガードの中に入ってボディロックへ。ついにクローズドガードを取ったプッチをほぼ完封した上久保はタイムアップ間際にパンチを纏めパス狙い。腹ばいのプッチにヒザを打ちつけ、最後も起き上ったところにダブルレッグを仕掛けてタイムアップに。
完勝といって良い内容で、プッチを破った上久保──ステップアップとなる勝利を手にした。