＜女子フライ級／5分3R＞
ロクサン・モダフェリ（米国）
Def.2R3分32秒by TKO
バーブ・ホンチャック（米国）

7年9カ月振りのリベンジ& UFC初勝利に挑むロクサンが、左ジャブから右ストレートを繰り出す。サイドにステップを踏み、左を届かせるロクサン。ホンチャックが左ショートアッパー、右を伸ばす。レンジのなかでボクシングに応じるロクサンは、既に鼻の当たりを赤くしている。左から右を当てたホンチャックが、組んで離れる。ホンチャックは再度、右から左をヒットさせる。

ロクサンも右に続く左を当て、直後に一気にテイクダウンに成功する。ハーフから足を抜きに掛かるロクサン、ヒザを抜いていくがホンチャックも粘る。左腕を小手に決めて、ホンチャックを制したロクサンが、ヒジを顔面に連続で落とす。ホンチャックはフルガードに戻し、起き上がったロクサンがパスを狙いつつパンチを打ち、ついにパスガードに成功して初回を取った。

2R、ワンツーが交錯しロクサンは引かない。ホンチャックがボディロックテイクダウンを狙うも小外掛けを切り返したロクサンが、そのままマウントを奪取する。パンチ、鉄槌を落とすロクサンはエルボーを打ちつけハーフに戻されても、トップをしっかりとキープする。枕でプレッシャーを与えるロクサンが、左腕で差しスペースを作って右でパンチを打ちつける。

右を差し返し立ち上がろうしたホンチャックをウィザードで制し、再びマウントを奪取したロクサンが左右のエルボーを落とす。前腕をマットにつけるようにヒジを連続で打つロクサンに対し、ホンチャックは動かない。頭をかばうだけのホンチャックを見て、ついにレフェリーが試合をストップ。ロクサンがついにオクタゴンで勝ち名乗りを受けた。

チームに感謝の言葉を送ったロクサンは「スーパーサイヤは皆のためにある」と言い、インタビュアーのジミー・スミスが「僕は年を取っているから……分からない」と苦笑いする場面もあったが、「彼女は本当に経験豊かで、マウントを殆ど逃げていた。またタイトルを狙いたい」と笑顔を見せた。

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