【Bellator166】ハニーカット、打撃とテイクダウンでレイテルを寄せ付けず判定圧勝
<195ポンド(88.45キロ)契約/5分3R>
クリス・ハニーカット(米国)
Def.3-0:30-25.30-25.30-26
ベン・レイテル(米国)
開始早々にテイクダウンに成功したハニーカット、レイテルがすぐに立ち上がる。再び蹴り足をキャッチしエルボーを被弾しつつパンチをダブルに移行したハニーカットが2度目のテイクダウン、ここも即レイテルはスタンドに。レイテルが逆に組み付くと、ハニーカットはヒザ蹴りから離れる。
左ジャブを伸ばすレイテルに対し、ハニーカットも動きが雑になってくる。続くダブルレッグをいなされたハニーカットは、離れ際にヒザを突き上げる。続くクリンチの攻防でもヒザを多用するハニーカットに対し、腹を効かされたレイテルはバックを譲らず懸命に距離を取り直す。
2R、左ミドルから前に出るハニーカット。やや粗い打撃の攻防になると、レイテルがクリンチへ。ここでもヒザを突き上げるハニーカットは離れて右と左、ミドルキックを放っていく。ハニーカットの前進に左ジャブを合わせたレイテル。パンチを振るって踏み込んだハニーカットがバランスを崩すが、すぐに起き上がってダブルでテイクダウン。スクランブルのなかでも左右のフックを振り回す。
綺麗なワンツーを入れたレイテル、続く右オーバーハンドは空振りに。動きは少なくなり、手数も減ったハニーカットだが、レイテルもその後は効果的な攻撃はほとんど見られなかった。
最終回、ダブルで左ジャブを伸ばすハニーカット。レイテルは左フックを返すが、距離が合わない。同じようなリズムのなかで打撃を繰り出す攻防は、テイクダウンがある分ハニーカットが優位になる。そのハニーカットが右ミドルからパンチの連打で前に出てダブルレッグ。立ち上がり際にキムラも見せるも、レイテルが離れる。逆にシングルレッグを見せたレイテルは、ダブルにスイッチするとハニーカットがギロチン、がぶってヒザを繰り出す。
ハニーカットの蹴りとフックに距離を詰めることができないレイテルは、パンチを被弾してシングルを仕掛けるも潰される。がぶりからグランドに持ち込んだハニーカットはパウンド&エルボーで猛攻を見せる。残り30秒、勝利を決定的にしたハニーカットがマウント、バックマウントの状態で殴り続ける。レイテルは顔面を真っ赤に染めて試合終了の合図を聞いた。
結果、30-25をつけるジャッジが2人も出る文句無しの判定勝ちをハニーカットが収めた。