＜バンタム級／5分3R＞
マーク・アベラルド（ニュージーランド）
Def.2R by TKO
ロマン・アルバレス（グアム）

プレッシャーをかけるアベラルドに対し、アルバレスは右オーバーハンド。アベラルドはパンチから組んでアルバレスをケージに押し込む。首相撲からエルボーを入れたアベラルドに対し、アルバレスもエルボーを振るって距離を取り直す。アベラルドの右フックに組みついたアルバレスは、引き込んでスイープを狙う。同体で立ち上がると、アルバレスがダブルレッグでテイクダウンに成功。アベラルドが立ち上がり、アルバレスのヒザが急所に受けて試合は一時中断。

再開後、アベラルドは左手でアルバレスの頭部を固定し右エルボーを連打する。続くケージ際の組み合いのなかでアルバレスが左右のフックを思い切り放つ。離れたアベラルドが左フック、フックの打ち合いとなり組みつくと両者がエルボーを狙う。首相撲からエルボーの応酬となり、アベラルドが右ヒジを3発打ち込む。アルバレスが体を入れ替えるが、ヒザをボディに受ける。アベラルドのエルボーから離れると、アルバレスはハイキックの空振り後にエルボーを連打される。動きが落ちたアルバレスに右ストレートを入れたアベラルドが初回を取った。

2R、アルバレスが左右のフックから左ミドル。これをブロックしたアベラルドがエルボーを入れる。思い切りパンチを振るうアルバレスにアベラルドが左ハイキックから右アッパー、そして左フックのコンビネーションを見せる。ケージを背負い展開が続くアルバレスに対し、アベラルドはまたもエルボー&ヒジを入れる。右のエルボーでキャンパスに崩れたアルバレスにアベラルドがパウンドの追撃、レフェリーが試合を止めた。

アルバレスはデビュー以来の連勝が5でストップ。アベラルドがエルボーの強さを見せつけた。「打撃だけを磨いているわけじゃない。タイトル挑戦に限らず、勝ち続ける」と勝者は語った。

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