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【GRANDSLAM02】安藤と対戦、芦田崇宏<02>「キャリアとか実績は関係ない」

Takahiro Ashida【写真】「普段通り戦えばKOできる」、自信をうかがわせる芦田だった(C)TAKUMI NAKAMURA

8日(日)、東京都江東区のディファ有明で開催されるGRANDSLAM 2 ~way of the cage~で、安藤達也と対戦する芦田崇宏インタビュー後篇。

キャリア3戦目の安藤との対戦に対し、芦田はどのような想いでいるのかと訊いた。
<芦田崇宏インタビューPart.01はコチラから>

――安藤選手によると何度かTRIBEで一緒に練習されたこともあるそうですね。

「そうですね。でもオファーを受けて安藤選手の名前を聞いた時にパッとは顔が出てこなかったんです。それで写真を見た時に『TRIBEで練習したことがある子だ!』みたいに思った程度で、おそらく練習したことがあるのも数える程度だと思います。

まあ僕はBraveで練習していてレスリングの凄さ、大切さというのは、誰よりも分かっているつもりなんで、彼のことを甘くは見ていないです。デビューしたての若造だとか、そんな風にも思っていないし、今までも対戦相手によって力を入れるとか手を抜くということはしたことがないので、今回もしっかり仕上げて戦います」

――決してキャリアが上の自分が迎え撃つといった気持ちはないわけですね。

「はい。ただ“倒す”。それだけです。キャリアとか実績は関係ないですよ。僕にとってミゲール・トーレスも安藤選手も同じで、自分の対戦相手としてフラットな目で見て、勝つための練習と準備をしています」

――ここで安藤選手に敗れると、キャリア初の連敗を喫してしまうことにもなりますが。

「そこも僕はあんまり気にしないタイプというか。負けることは一切考えてないですけど、連勝しようが連敗しようが、それでどうこうはないかもしれないです」

――では芦田選手はこの試合をどう捉えて、どのようなテーマがある試合だと考えていますか。

「今、公開されている煽りVTRがあんな感じなんで“潰す”つもりはありますね(※トレーラー映像で勝村周一朗プロデューサーが「芦田君には叩き潰す気持ちでやってほしい」とコメントしていた)。ああいうことを言われるということは、周りも僕に叩き潰すような試合を期待していると思うし、だったらそれに応えたいですよね」

――レベル FCでトーレスを追い込んだ芦田選手と注目のルーキー安藤選手が戦うということで、今大会の中でもこの試合を楽しみにしているファンも多いと思います。

「結構、ツイッターとかでもそういうことを書いてくれる人が多くてうれしいです。自分もファンの人から期待される選手になったんだなって」

――芦田選手にとっては2015年のスタートであり、仕切り直しの一戦です。今年はどんな1年にしたいと思いますか。

「さっきの繰り返しになりますが、ここから勝ち星を積み重ねていかないと、海外からのオファーもないと思うので、確実に勝っていきたいです。自分は定期的に試合をやった方がいいタイプだと思ったので、これからはどんどん試合をするつもりです」

――海外の試合を経験して、また海外で戦いたいという気持ちは強くなりましたか。

「はい。日本とは空気感が違うし、何よりやっていて楽しかったので、チャンスがあればすぐにでも海外で試合したいです」

――フェザー級は日本人の選手層が厚い激戦区です。その中で芦田選手はどんな試合をしていきたいと思いますか。

「格闘技の魅力って『誰と誰が戦ったらどうなるんだろう?』と想像することだと思うんですよね。だからただ強いだけじゃなくて色がある選手になりたいし、そういう想像や期待感を持ってもらえる選手になりたいですね。自分はいつも気負わず戦ってKOしているので、今回も普段通りに戦えばKO出来ると思います」

■ GRANDSLAM 02 対戦カード

<バンタム級/5分3R>
上田将勝(日本)
ビクター・ヘンリー(米国)

<フライ級/5分3R>
飛猿☆No.2(日本)
鈴木隼人(日本)

<フェザー級/5分3R>
今成正和(日本)
伊藤健一(日本)

<フェザー級/5分3R>
芦田崇宏(日本)
安藤達也(日本)

<バンタム級/5分2R+Ex.R>
佐々木郁矢(日本)
竹中大地(日本)

<ミドル級/5分2R+Ex.R>
坂下裕介(日本)
ボブ・アームストロング(ニュージーランド)

<フライ級/5分2R+Ex.R>
宮城友一(日本)
八王子・オブ・ザ・デッド(日本)

<ライト級/5分2R+Ex.R>
星野大介(日本)
伊藤有起(日本)

<グラップリング特別ルール・ライト級/5分1R>
奥出雅之(日本)
西林浩平(日本)

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