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【UFC FOX12】ラハットが接戦制し、オクタゴンで平和をアピール

2014.07.27

<フェザー級/5分3R>
ノード・ラハット(イスラエル)
Def.3-0:29-28, 29-28
スティーブン・サイラー(米国)

サイラーの左ローで試合はスタート。ラハットもローを返し、組みついてテイクダウン。サイラーはハイガードからラバーガードへ。ハイガードに戻したサイラーだが、ラハットが立ち上るとガードを解き、試合はスタンドへ戻る。打撃の交換からラハットは再び組みつき、ケージにサイラーを押し込んでいく。右腕を差して背負い気味の投げを見せたラハット、サイラーはバランスを崩ししつつも、スタンドをキープ。離れて左ジャブを入れたサイラーは、カウンターの右を入れる。パンチを受けたラハットが組みついて、再度投げからテイクダウンを奪ったところで初回が終了した。

2R、カウンター狙いのサイラーはラハットの前進に左フックを合わせる。ラハットは右を返すも、右ローを受けてバランスを失う。ラハットは右ローを蹴り込み、試合は打撃戦の様相を呈してくる。パンチの交換のなかで口が開き気味になってきたラハットは、2度に渡りテイクダウンを切られる。ラハットの右に、右のカウンターから左を打ち込んだサイラーは、ラハットのダブルレッグをスプロールしスタンドをキープする。勢いのある右ローから、ワンツーとヒットさせたサイラーだが、直後にダブルレッグでテイクダウンを許してしまう。

オモプラッタを防ぎ、バックに回ろうとしたラハットは前方に振り落された直後に三角絞めを完成させる。下からエルボー、腕を取りながら三角マウントの態勢を取りかけたラハットだが、サイラーは時間に救われた。最終回、右の打ち合いから組みにいったラハットだが、これを潰したサイラーがバックに回り込む。四の字フックに組んだサイラーはケージ際の窮屈な態勢ながらバックマウントを続ける。残り半分、一旦腹這いになり仰向けに戻るとフックが解かれラハットが立ち上る。

サイラーは間合いを取り直し、左ジャブを伸ばす。ラハットも右フックを伸ばすも、左ジャブで前進を止められる。サイラーがアッパーを空振りし、ラハットがテイクダウンを狙うが、ここは切られる。残り30秒、ラハットが跳びヒザを見せると足がサイラーの急所に。再開後、左フックからテイクダウン狙いを潰したサイラーがバックマウントでラハットの背中を伸ばしたところで試合はタイムアップに。最終回はサイラーだが、2Rはラハット。初回のラハットのテイクダウンをどのようにジャッジが判断するか。結果、ジャッジ3者ともラハットに29-28をつけた。そして、試合後にラハットは「血はケージの中だけでいい」と、母国の紛争状態に関して平和をアピール、政治的な問題を口にする非常に稀なマイクとなった。

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