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【IFC】ショニー・カーター、イスラエルで引退宣言

2010.11.10

Knafo<81キロ契約/5分3R>
ジェレミー・クナフォ(イスラエル)
Def.判定3-0
ショニー・カーター(米国)

【写真】全盛期の動きのシャープさや、技の切れが見られなくなったショニー・カーター。ジェレミー・クナフォにダブルレッグを切られ続け、判定負けに異国で引退宣言を行った(C) Eliran Avital

距離を取り、様子見の両者。クナフォが左右のフックを放つが、足が前に出ていない。ミドルを返したカーターは、サイドキックからスピニングバックフィストを見せる。右ストレートから組みつこうとしたカーターに対し、クナフォはダーティボクシングでアッパーを打ち込む。

左ローからフックを放つカーターだが、パンチはクナフォを捉えることはできない。前に出てパンチを打ち込むカーターにカウンター狙いのクナフォは、再びバックフィストをよけるとフックを放ちながら前へ。カーターはダッキングでこのパンチをかわすと、再び、試合はお見合いの展開に。

左をヒットさせたカーターだが、ローから右フックを浴び、早くも肩で息をし始める。カーターが組みついたところでクナフォはヒザを突き上げ、離れては右ストレートを伸ばすなど徐々に試合をリードするようになる。


ハイを空振りしたカーターは、残り20秒となってダブルレッグを仕掛けるが、これを切ったクナフォが再び首相撲からヒザを連打で突き上げていく。ボディにヒザを受けたカーターは、一旦距離を取りパンチを繰り出すが、スピード不足は否めないまま初回を終える。

2R、サウスポーのカーターの左ミドルをブロックし、パンチからローを繰り出したクナフォは、直後に左フックを浴びて尻もちをつく。そのままグラウンドへ移行したカーターがパウンドを落していくが、クナフォはハーフからの揺さぶりでバランスを崩し、足関節へ。

立ち上がってパウンドを落しながら、足関節を切り抜けたカーターは、トップを奪った絶好のチャンスにもスタミナ不足か、有効なパウンドを落すことができない。ダメージから回復したクナフォは、腕十字を狙い、カーターのパウンドを受ける。互いに切れに欠けた攻防が続き、カーターがインサイドガードで動けない状態で2Rが終わった。

最終回、1Rずつ取り合ったことが予想され、勝負を掛けた5分間となる。まずはローを見せたカーター。クナフォもローを返していく。カーターが前に出てくるところに、左右のフック、右ストレートを合わせるクナフォが、プレッシャーを掛けていく。左フックを再びヒットさせたカーターが、距離を詰めて首相撲からヒザを放つも、クナフォのフックを受けてマウスピースを吐き出す。

さらに左ストレートを受けて、体の軸が揺れるカーターは左を伸ばすが、パワーはそれほど感じられない。そんなカーターを見て、左右のフックを放ちながら前に出るクナフォだったが、またもカーターがマウスピースを吐き出し、試合が一時中断される。

再開後、右ローからパンチを放つクナフォ。カーターは距離を取りながら、サイドキック、さらにスピニングバックフィストを見せるが、距離は合わない。再びバックブローを見せたカーターだが、クナフォの左を顔面に受け、自分から距離を取る。追いかけてくるクナフォに、バックスピンキックをカーターが狙うが、クナフォは構わず距離を詰めていく。

残り20秒、サイドキックを繰り返すカーターだが、最後は疲労困憊の様子で試合終了のブザーを聞いた。結果、ジャッジの裁定結果は読まれないが、クナフォが勝利のコールを受けた。クナフォに担がれ、両手を挙げて観客の歓声に応えたカーターは、クナフォのヘブライ語のインタビューの後、「ここに来るのは怖かったけど、やってきてイスラエルを、イスラエルの人々を愛するようになった。この素晴らしい舞台で戦えた、この一戦をキャリアの最後の試合にしたい」と引退表明を行った。

ケージを去るミスター・インターナショナルに、イスラエルの観客は総立ちになって惜しみない拍手を贈った。

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