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【UFC FOX11】激しい攻防、ジャッジはパンチのオーティズ支持

2014.04.20

<フライ級/5分3R>
ダスティン・オーティズ(米国/14位)
Def.2-1:29-28, 29-28, 28-29
レイ・ボーグ(米国)

オーティズが距離を詰めて、組みつく。ケージに押し込まれたボーグはギロチンへ。そのままテイクダウンを奪ったオーティズは、首を抜いて腰をコントロールする。左手を首に巻いて立ち上がろうとしたボーグは、スイッチを見せてトップを取り返す。ボーグは腰をコントロールしオーティズを立たせないが、ボディに細かいパンチを受け続ける。ダブルレッグ、アンクルピックから大きく持ち上げてオーティズを叩きつけたボーグが、バックへ回る。

オーティズはボーグを前方に落すと、正対してきたところでギロチンに捉える。立ち上がったボーグが再び肩にオーティズを担いでテイクダウンからバックへ。ここも前方にボーグを落したオーティズがトップを取る。肩固め狙いを防いだボーグが立ち上って思い切り左を振るったところで初回が終了となった。

2R、左ミドル、後回し蹴りを見せたボーグ。右オーバーハンドを放つも、オーティズが左を伸ばして組みついていく。ボディロックからテイクダウンに成功したオーティズは、サイドマウントでボーグを抑え込む。エビからバタフライガード、潜ってシングルでテイクダウン、流れるような動きを見せたボーグがついにバックマウントを奪取する。

残り2分、四の字フックからRNCを仕掛けたボーグ、やや乗りすぎのため技を解いて重いパンチを落す。体を起こしたオーティズが立ち上る。ケージに肩を当てるオーティズ、左右の腕を交互に喉に差し込むボーグが再びグラウンドに持ち込み、優勢のまま2Rを戦い終える。

最終回、左ジャブをヒットしたオーティズ。バランスを崩したボーグに右ハイを蹴り込む。オーティズは組んでボーグをケージに押し込むが、押し返したボーグがヒザを突き上げる。オーティズは距離を取り直し、ローから左ストレートを伸ばす。さらに右ボディをヒットしたオーティズは、ボーグのミドルをキャッチしてもう残った足にローを蹴り込む。

オーティズのスタンドの攻勢は続き、左ハイがボーグの顔面を掠める。と、ボーグの蹴り足を入れ替えたヒザ蹴りを見せる。このヒザを受けて、鼻血を流したオーティズは組んでヒザをボディに突き上げる。ボーグも首相撲からヒザを顔面に突き刺し、ダブルレッグへ。シングルに移行しバックに回るボーグ、前方に落されてなおシングルで組みついていく。バックに回り込み、正面に戻ったボーグがオーティズを抱えてテイクダウンを決める。ボーグはバックに回り、足をフックしようとしたところでタイムアップに。結果、スプリットながらジャッジはオーティズを支持。20歳のボーグはあからさまに不満を示した。「パンチは僕の方が当たっていた」というオーティズだが、ヒザをヒットしテイクダウンを奪った選手が最終ラウンドを失っているとすれば、相変わらずのパンチ偏重としか言いようがない裁定だ。

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