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【UFC140】リョートを失神葬。ジョーンズがタイトル防衛

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョン・ジョーンズ(米国)
Def.2R4分26秒 by ギロチンチョーク
[挑戦者]リョート・マチダ(ブラジル)

右手をマットにつけて戦い始めたジョーンズだが、すぐに立ち上がる。左ロー、左サイドキックをジャンプして、蹴り込んだジョーンズ。続いて右のパンチ、左ジャブ、スピニングバックキックを見せるが、リョートが距離を取る。

左ローを蹴り込んだリョートに対し、ジョーンズは前蹴りから、左ローを見せる。前に出て、左の突きを放ったリョートは、バランスを崩して距離を取り直す。サウスポーに構えたジョーンズの左ローに、カウンターの左ストレートを合わせたリョート。

ジョーンズは、オーソに戻す。左ストレートを見せるリョート、サウスポーからジョーンズのローは空振りになり、リョートの突きを受けそうになる。ジョーンズの右、左をかわして右の突き、続いて左ストレートで顔面を打ち抜いたリョートが攻勢に出る。

残り30秒、ジョーンズの後ろ廻し蹴りをかわし、左ハイをかわしたリョートもまた、スイッチを織り交ぜながら、距離をコントロール。初回をリョートが取った。2R、蹴りのフェイントを見せ、距離を取るリョート。距離が1Rよりも縮まるが、ジョーンズの打撃の精度が上がることはない。


組みつけないのか、組みつかないのか、打撃戦を続ける王者は右ローを放っていく。前の手を小刻みに入れ替えるリョートは、ジョーンズの右ローに右ストレートを合わせ、ヒザ蹴りを受けてなお、右を放っていく。両者の右が交錯するが、ダメージを負ったのはリョートの方。

直後にジョーンズはダブルレッグでテイクダウンを奪い、右エルボーを落とす。起き上がろうとしたリョートにチョークを仕掛け、バックに回り込む。立ち上がったリョートだが、レフェリーがブレイクを指示。リョートの額が大きくカットしている。

組んだ状態で試合が再開すると、リョートは距離を取って呼吸を整える。リョートの左ストレートに、左を入れたジョーンズ。リョートが前方に崩れ落ち、懸命に足を掴みにいくが、ジョーンズはヒザをボディに突き上げ、ケージにリョートに押し込む。ジョーンズはスタンドのままで、リョートの首をキャッチし、ギロチンに捉える。動きが止まったリョートの右手がブラリと宙を彷徨って失神。

これでジョーンズは一本勝ちを収め、2度目の防衛に成功。「彼はスマートで、距離が分かっているし、ハードな蹴りだった。ギロチンは良いロックだった。失神したのはわかった。チーム・メイトのサポート、神の支えに感謝したい」と勝利のコメントを残した。

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