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【Brave Fight18 & Grachan39】47歳、グラチャン初出場の桜井隆多「自分は諦めていないです」

Ryuta【写真】12月のDEEPでは水野竜也を相手に初回は優勢に試合を進めていた桜井 (C) MMAPLANET

Brave Fight 18 X GRACHAN 39 が、10日(日)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOで開催される。

今大会にミスターDEEPの異名を持つ桜井隆多がグラチャン初出場を果たし、間宮晃仁と戦う。MMAがMMAとして成立する以前からアマチュア修斗だけでなく、総合格闘技確立前夜の総合格闘技大会に出場してきた桜井。

そんな彼も47歳を迎え、四半世紀を総合格闘家として生きてきた。今、後進の育成にも力を入れ4月14日には自らが主宰するプロアマ格闘技大会=Resiliene01の開催も決まった。

「まだ諦めてない」という桜井に、今も戦い続ける理由を尋ねた。


──ミスターDEEPのブレイブファイト✖グラチャン出場、かなり意外な気がします。

「とにかく試合がしたかったというのがあります。DEEPで試合ができるならDEEPでも試合をしたかったです。それと1日前のDEEP後楽園ホール大会でウェルター級の試合が2つ組まれていて、そこで戦って勝った選手がやはり上に進んでいくでしょうし、そうすると自分の出番はなかなか回ってこないということもありました。

12月の水野選手との試合もウェルター級で試合がなくて、ミドル級だったらできるよということで出させてもらったんです。ただ、どうしてもミドル級の体は作れないですし、やはりウェルター級で試合がしたい。このままだと時間ばかりが経ってしまうので、グラチャンの岩崎代表と話をさせてもらいました。

もちろん今回のことは佐伯さんとも話をさせてもらいましたし、『負けたら厳しくなるよ』という意見は分かります。ただ負けるつもりで戦うことはないですし、自分のなかではDEEPの代表として戦うつもりだと伝えさせてもらって。佐伯さんにも『戻ってきてほしいから、絶対に勝って来いよ』と言ってもらえました」

──私が隆多選手の試合を初めて見たのは、1995年8月に姫路に行われたアマチュア大会、木製ヘキサゴン使用のキング・オブ・ストロングスタイル02──もう24年も昔になろうかとしています。そして、隆多選手も47歳になりました。勝ち星から何年も離れている時もありましたが、今も戦いたいという気持ちはどこから湧いてくるのでしょうか。

「いやあ、そうですね……。川尻とかも頑張っていますしね。あの勝てなかった時期は首のケガが原因で、ちゃんと練習もできていなくて、腕が細くなってしまっているような状況だったんです。あの時と比べると、今はずっと良くなっていますし、ウェルター級で戦うならパワーも問題ないです。当然、落ちた部分もありますがMMAを戦ううで強くなっている。あの頃より全然体が動きますから、やはり試合がしたいです。

自分を捨てきれないというか、まだ頑張れるところがあるからだと思います。まだ燃えるモノがあるので、チャレンジしたい。そういう気持ちが強いです」

──2017年にはパンクラスにも出場していますし、試合ができるのであればプロモーションは問わない?

「う~ん、そうですね。DEEPでずっとやってきましたが、自分が基礎を作ったのは修斗です。だから、また修斗に出たいという気持ちは持ち続けているんです。もともと修斗の人間ですから、自分は修斗出身の人間だと思っています」

──グラチャン参戦はGRANDウェルター級王座を狙っているからだという話も聞こえてきました。

「勝てばベルトは近くなると思います。やはりベルトに挑戦できる位置に行きたいです」

──そこで日曜日の間宮選手との試合です。どのような印象を持っていますか。

「正直、あまり知らなくて試合映像を1試合見ただけなのですが、打撃主体ですけどグラウンドもできる選手だと思います。ただ相手云々よりも自分の試合をすることが大切になってきます。

基本として総合の動きを出したいですね。打撃を当てて、倒せるとまた自信もつきますが、そこばかり意識をするのではなくて総合で勝ちたいです」

──そのための練習もしっかりと積むことはできましたか。

「特別なことはしていないです。いつも通り、自分の動きが出せるように練習してきました。土浦のT-BLOODでも出稽古をしてきましたが、基本的には自分のジム──R-BLOODで若くてデカいのが育ってきたので、アイツと回しているとかなり良い練習になっています」

──そのR-BLOOD主催で4月14日に水戸市のM-SPOで、Resilience01(レジリエンス・セロワン)というMMA、グラップリング、キックボクシング、プロレスの大会を行います。

「ハイ、レジリエンスは跳ね返す力、回復力という意味なのですが、ジムの弟子たちが出る大会を開こうと思いまして。水戸からいつも東京まで試合を見に来てくれる方が多いのですが、仕事を休んだりする必要がある方もいて。応援してくださる方に、地元で試合を見てほしいというのがありました。

今回、自分はエキシビション出場ですが、まずは土台を創って地元で試合をしたいと思っています。ジムの人間も地元で戦うと格闘技人気も定着していくかと……」

──気持ち良く4月を迎えるには、日曜日の試合の勝利が欠かせないですね。

「ハイ。自分がどこまでやれるのか、分からないです。でも自分と同じような年の人たちに『頑張れば、俺らも大丈夫だ』と思ってもらえるよう戦いたいと思います。この年になってくると色々と諦めるモノが出てくる……そういう人も増えてきます。

でも、自分は諦めていないです。何かを変えられると思って戦います。だから、そういう人たちを元気づけられるよう戦いたいです」

■Brave Fight 18 X GRACHAN 39対戦カード

<フェザー級/5分2R>
芦田崇宏(日本)
崎山勲(日本)

<ウェルター級/5分2R>
桜井隆多(日本)
間宮晃仁(日本)

<ライト級/5分2R>
岸本篤史(日本)
篠原アンジェロ(日本)

<フライ級/5分2R>
坂巻魁斗(日本)
上荷大夢(日本)

<Quintet Rule/5分1R>
竿本樹生(日本)
所英男(日本)

<ストロー級/5分2R>
大貴(日本)
早坂優瑠(日本)

<59キロ契約/5分2R>
本田光樹(日本)
MAGISA(日本)

<58キロ契約/5分2R>
AYA(日本)
高森惟舞(日本)

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