【Bellator213】マクファーレン、ハワイで三角絞めを極めてレターノーからタップ奪う=完勝&王座初防衛
<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
イリマレイ・マクファーレン(米国)
Def.3R3分19秒by 三角絞め
ヴァレリー・レターノー(カナダ)
レターノーが左ジャブを伸ばすなか、マクファーレンが右を放つ。タイミングを計る両者、マクファーレンが飛び込んでパンチを思い切り振るっていく。シングルレッグを切った挑戦者は左ジャブを届かせる。王者はローを返し、レターノーが距離を取る。マクファーレンは左ジャブを当て、右オーバーハンドを届かせる。さらに右を振るうマクファーレンに対し、レターノーはレンジの外かつタッチボクシングを続ける。
力を入れないパンチは、テイクダウンを切るのが目的か。ただし、手数が少なくレターノーは大切な初回を印象点で落とした。
2R、ローにテイクダウンを合わせたマクファーレンがテイクダウンを奪う。レターノーはハイガードから腰を切るが、クローズドに戻す。パンチを受け、足関節狙いからのリバーサルを仕掛けるレターノーだが、ケージを背に座ったマクファーレンがエルボーを入れる。それでも左を差して立ち上がったレターノーが、立ち上がりながらバックを取り後方からパンチを打っていく。
胸を合わせて離れたマクファーレンが、やや遠目の距離からローを蹴る。レターノーは左ハイ、マクファーレンの前進に連打を繰り出す。時折り自ら前に出て、コンビネーションから左ミドルを狙う。終盤は展開が少なくなり時間となった。
3R、打撃の主導権争いが続き、マクファーレンが組んでケージにレターノーを押し込む。右を差し返し、耐えるレターノーの小手投げを切りパンチを入れたマクファーレンがボディロックからテイクダウンを奪う。
足を一本ずつ入れ、バックマウントを取ったマクファーレンはレターノーの右腕ごとフックして腕十字へ。逆組みの三角絞めに移行しエルボーを打ちつけるマクファーレンが、足を組みなおし三角クラッチを完成させる。ここから前転させられたレターノーがタップ。
ハワイの観客大熱狂の一本勝ちを果たしたマクファーレンがハワイ州旗を身にまとう。コール後、感涙のマクファーレンは「最初は接戦だったけど、自分のゲームをした。彼女の試合にはさせなかったわ。ケージに向かうときに涙が出そうにあった。皆、愛している。人生最高の瞬間よ」と勝利を振り返った。