【Bellator193】ラーキンがゴンザレスに競り勝ち、ベラトール初勝利を挙げる
<180ポンド契約/5分3R>
ロレンツ・ラーキン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
フェルナンド・ゴンザレス(米国)
体重オーバーのゴンザレスに対し、独特の前蹴りを見せるラーキン。ゴンザレスは左ローを蹴り、左右のサークリングを続ける。ラーキンは関節蹴り、続いて右を当てる。さらに後ろ回し蹴りを繰り出したラーキンは、ゴンザレスの前進をいなしてフックを合わせる。なかなか前に出ることができないゴンザレスに対し、ラーキンは右ハイから右ローで揺さぶりをかける。
左右のフックを連打して前に出るゴンザレスは、自らを鼓舞するかのような前進だ。フックからローを蹴ったゴンザレスにハイを見舞っていったラーキンの圧が優った。
2R、ゴンザレスの前進に右フックを振るい、離れたところでハイを狙うラーキン。左から右とフックを頭を下げて突っ込むように繰り出すが、フック一辺倒のためラーキンはブロックが容易い。ならばストレート、アッパーを見せたゴンザレスが、ボディにパンチを集中させる。ラーキンはやや見過ぎのきらいがあったが、終盤は打ち合いに応じラウンドを終えた。
最終回、ゴンザレスの左フックをブロックしたラーキンは右フックを返し、左ジャブを入れる。ラーキンのボディへのヒザを受けながらキャッチしたゴンザレスだが、もちろんテイクダウンは狙わない。互いに決定的な場面は構築できないなか、手数と印象点争いを踏み込みながら続ける。
パンチとして効果がありそうなのはゴンザレスのボディだが、この回はラーキンもジャブに終わらず、ストレートなどパンチ数が多い。残り30秒、ラーキンの右を受け勢いに負けたかケージ際に下がったゴンザレスは顔面にパンチを受けながら試合終了に。結果、3‐0でラーキンの手が挙げられ3戦目でベラトール初勝ち名乗りを受けた。