【UFN122】イェン・シャオナンが念願のUFCデビューで、カーランから判定勝ち
<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナン(中国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ケイリン・カーラン(米国)
カーらのローにワンツーを合わせ、ヒザ蹴りから左サイドキックを当てたイェン・シャオナン。右ストレートを打ち込み、左右のフックで攻勢に出る。カーランは組んでケージにイェン・シャオナンを押し込む。カーランのヒザ蹴りが股間を辺り、イェン・シャオナンはブレイクを要求するがレフェリーは続行を命じる。
距離を取り直したカーランは、再び組んでドライブ。左のパンチを当てるカーランがヒザとパンチをコツコツと当てていく。イェン・シャオナンが離れて左フック、そしてサイドキックを繰り出す。さらにテイクダウンを切ってヒザ蹴りも、カーランが体を入れ替える。押し込まれた時間が続くイェン・シャオナンは、右エルボーを当てて離れることに成功する。打撃の交換のなかでシングルに出たカーランは、ここでも細かいパンチを打ち付ける。残り10秒で離れ、イェン・シャオナンがサイドキックを当てて初回を取った。
2R、左サイドキックでヒザを狙ったイェン・シャオナンは、カーランの蹴りにパンチを合わせ、ローを足払い気味に蹴っていく。カーランは組み付いてボディロックからテイクダウン。ここでタイトに抑えることなく、試合はスタンドに戻る。すぐに組み付いたカーランだが、ここはイェン・シャオナンが押し返して回り込み、間合いを取り直す。
打撃で試合をリードするイェン・シャオナンは、ケージに押し込まれもアゴを押して離れる。右ストレートを打ち抜いたイェン・シャオナンに対し、カーランは組んでもテイクダウを狙うまで攻めることはできない。イェン・シャオナンは左から右を当て、さらにローから右ストレートを打ち込む。ボディ、間合いを取って左ジャブ、そして右ストレートを入れるイェン・シャオナン。右腕を差し、左のパンチを連打したカーランだが、この回も失った。
最終回、左ジャブを打ち込むイェン・シャオナンが、右ローでカーランを転がせる。組んでヒザを見せたカーランだが、すぐにヒザを返され離れるとジャブを受け続ける。残り3分、カーランがこの試合2度目のテイクダウンに成功する。ハーフをフルガードに戻され、頭を引き寄せられるカーランは、パス狙いもイェン・シャオナンが許さずクローズドを取る。鉄槌でボディを殴られるぐらいにカーランの反撃をとどめたイェン・シャオナンが蹴り上げたからスタンドへ。
追いかけてクリンチに持ち込んだカーランだが、残り時間は30秒。荒いパンチ合戦で連打を浴び、腰が落ちそうになったカーランに手を出し続けたイェン・シャオナンはタイムアップと同時に右手を高く突き上げた。
「ずっとUFCで戦う日を待っていた。今日は良いパフォーマンスを見せることができた。チーム、コーチ、家族、サポートしてくれた人々に感謝している」と勝者は語った。