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【Bellator】帝国カズブラエフ×王国サンドロ、覇権を掛けた準決勝

2013.03.06

Khasbulaev vs Sandro

【写真】両者ともスピードもストレングスもある。それでも剛のイメージのあるカズブラエフに対し、柔で挑むサンドロの姿が見てみたいものだ (C) KEITH MILLS&GONGKAKUTOGI

7日(金・現地時間)、カリフォルニア州テメキュラのピチャンガ・リゾート&カジノで行われるBellator MMA(92)。今大会ではミドル級とフェザー級トーナメント準決勝が組まれている。

ミドル級準決勝はダグ・マーシャルとスルタン・アリエフ、ブレット・クーパーとダン・クレーマー、そしてフェザー級セミファイナルはマルロン・サンドロとマゴメドラスル・カズブラエフ、アレッシャンドリ・ポポとマイク・リッチマンというマッチアップ。やはり日本のファン目線でも気になるのは、フェザー級の2試合だろう。

SRCでの活躍により、日本のファンにも馴染みのサンドロは3度目の正直=トーナメント制覇を目指し、難関カズブラエフ戦に臨む。現王者パット・カーラン、ダニエル・ストラウスに敗れ、2度に渡りトーナメント準優勝に終わったサンドロ。初戦もロシア人ファイターのアコップ・ステパーニャンと戦い、蹴り技に苦戦を強いられるもテイクダウンを決め辛くも判定勝ちを収めている。

一方、カズブラエフはブラジル人のファブリシオ・ゲヘイロから肩固めでタップを奪い、準決勝進出を決めた。ガンガンと前に出て打撃を放ち、テイクダウンを許してもリカバリー、そしてトップから果敢にフィニッシュを狙うカズブラエフとサンドロの対戦は非常に興味深い。サンドロが南のMMA王国ブラジル勢のスタンダートといえるレンジの外からの打撃と、相手の前進に合わせたテイクダウンを、北のMMA帝国ロシア勢らしくガンガンと蹴りを交えてラッシュを掛けるカズブラエフに相手に決めることができるか。

下って打つのでなく、下がらされて打つ状況になるとサンドロは厳しいスタンド戦を強いられることになる。その一方で、一旦グラウンドへ移行すると足関節を果敢に狙うなど積極性が目立つカズブラエフだが、マウントを比較的簡単に許し、ガードからの腕十字を受けるなど防御面で不安が残る。ゲヘイロの寝技を凌げたことで、サンドロのグラウンドをパワーと瞬発力で防ぐことができると思っていると、それは大きな落とし穴となるだろう。

スタンドでの距離感、寝技でサンドロがいかにタイトな抑え込みを見せることができるのか。この2つの局面で削られた場合、心身ともにサンドロが疲弊しパウンドアウト、あるいはノックアウトされるケースも十分に考えられる。

もう一つの準決勝ポポとリッチマン戦も、揃って初戦で好調ぶりを見せており楽しみな一戦だ。テイクダウンディフェンスに長け、カウンターも冴えるリッチマン。ただし、準々決勝の相手ミッチ・ジャクソンは前後の動きが主だったため、アライアンスMMAで角度をずらすステップワークを学ぶポポの動きにどこまで対応できるか。間合いを外すポポに惑わされることなく戦うことが、リッチマンにとって勝利の第一歩となろう。

■Bellator MMA 主な対戦カード

<ミドル級T準決勝/5分3R>
ダグ・マーシャル(米国)
スルタン・アリエフ(ロシア)

<ミドル級T準決勝/5分3R>
ブレット・クーパー(米国)
ダン・クレーマー(米国)

<フェザー級T準決勝/5分3R>
マルロン・サンドロ(ブラジル)
マゴメドラスル・カズブラエフ(ロシア)

<フェザー級T準決勝/5分3R>
アレッシャンドリ・ポポ(ブラジル)
マイク・リッチマン(米国)

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