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【Interview】UFC復帰に向け、ファブリシオ・モランゴ

2011.05.11

Morango6日(金・現地時間)、タチパレスファイツでTUFシーズン8ウィナー=エフライン・エスクデロをタフファイトの末、スプリットで破ったファブリシオ・モランゴ・カモエス。

【写真】ケージレスリングからスクランブルの削り合いを制し、ロングレンジからのパンチで勝利を得たファブリシオ・モランゴ、米国内最大メキシカンコミュニティMMAイベントといっても過言でないTPFで、メキシコ系の難敵エフレイン・エスクデロを退けた (C) MMAPLANET

ホイラー・グレイシーの黒帯で、奥方は女子柔術界を引っ張ってきたレティシア・ヒベイロ。UFCの頂点を目標に米国に移り住んだ彼は、エリートXCの人材育成大会ShoXC、ストライクフォース・チャレンジャースを経てUFCデビューを果たしたものの、1敗1分けでリリースの憂目にあった。再び、世界最高峰の舞台に戻るため、非常に大切な試合となったエスクデロ戦で勝利したモランゴを大会終了直後にキャッチした。

――激しい試合を制しました。

「いやぁ、もうとんでもない試合だったよ(笑)。勝てて良かった」

――3Rが終了したとき、判定はどうなると思いましたか。

「勝ったはずだと思ったよ。1Rは僕のものだった。2Rはマウントをとったし、最初の2Rをとって、3Rも序盤は打撃で押すことが出来ていた。ただ、ニーを受けて風向きがおかしくなったね。

顔には当たっていないんだけど、胸を直撃して動きが止まってしまったんだ。あれは効いたよ。とにかく上を取り戻そうと思って動き、最後はトップを奪い返すことが出来た。とにかく良い試合だったよ」


――2人とも3R、動き続けた印象があります。

「エフラインも、僕もしっかりと準備ができていた。今、ビクトリーMMAでディーン・リスターやトニー・ファラフォックス、ブライアン・サージらとトレーニングしていて、どんな状況でも戦いぬくことができるだけの調整が可能だった。

まぁ、裁定について文句はないよ。ただ、ここはアメリカだ。一本やTKO勝ちしていない限り、ブラジル人の僕は判定にもつれ込んだ試合は不安でしょうがない。ただ、さっきもいったように1Rと2Rは僕のラウンドだと思っていたから、29-28で取っていると信じていたよ」

――エフライン・エスクデロは同じUFCリリース組でも、TUFウィナーのファイターです。この勝利は、モランゴのキャリアのなかでも大切なものではないですか。

「物凄く重要なものだよ。勝利もそうだし、試合内容も問われるものだった。そして、TPFのファンのみんながエキサイトした試合で、エスクデロに勝つことが出来た。その意義は大きいよ。

この勝利で、僕は世界を相手に戦えることを証明できたはずだ。でも、エフラインは思った以上に寝技も強くて、驚いたよ。ただし、彼も僕のテイクダウン能力にビックリしたはずだ。テイクダウンを2度、3度と成功したことで、自信を持って戦えた。

あのテイクダウンで、彼の気持ちを折ることが出来た。エフラインは『モランゴは打撃と寝技だけじゃなくて、テイクダウンまで強いんだ』って弱気になり、反応も悪くなった」

――モランゴのロングレンジからの右は、とても破壊力があるように見えました。

「エフラインは左フックが良かったから、それをブロックしていると、右の大振りが増えてきた。距離が遠かったし、それほど気にすることなくディフェンスし、右を打ち込むようにしたんだ。

リーチは僕の方が長いから、接近戦に持ち込まれないよう心がけ、ロングレンジからパンチを入れようという作戦通りになった。明らかにダメージを与えることができたと思う。エフラインの方が傷が多かったしね」

――柔術家というよりも、ムエタイ・ファイターに見えましたよ(笑)

「ハハハハ、それがキャンプの成果さ。柔術は切っても切れないものだけど、打撃とレスリングの成長を見せつけないといけなかった。あまりうまくパウンドを打てなかったけど、削ってよりよいパンチを落とすことが出来た。

2Rにはマウントを奪い、下になっても体勢を入れかえ、バックを奪えた。つまり、僕の勝利を支えてくれているのは柔術なんだ。そのためにもスタンドをより鍛え、打撃とレスリングを使いこなすことで、柔術の力をより発揮できるコンプリートファイターにならなければならない」

――大きな勝利を手にしましたが、次のターゲットは?

「3月、5月と短期間で試合をして、良い試合で勝ち残ることができた。今は家に戻って、少し休んでからトレーニングを再開したいと思う。

まだ、次は何も決まっていないけど、またここに戻ってきてTPFライト級王座に挑みたい。TPFで戦う機会を得ることが出来てハッピーだ。だけど、僕の目標はUFCに戻ること。そのために米国に移り住んだんだし、前回はUFCに少しの間しか留まることが出来なかった。そのためにも、ここで負けるわけにはいかないんだ」

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