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【Wardog47】福田が徳野を左フックで沈めてフェザー級正規王者に。ライト級T決勝はワタナベ×八木に決定

【写真】初回から福田の左フックはタイミングが合っていた。見事なフィニッシュ(C)SHOJIRO KAMEIKE

28日(日)、大阪市港区の弁天町世界館でWARDOG CAGE FIGHTが昼夜興行を開催した。ここでは夜興行=Wardog47からメインのフェザー級王座統一戦と、ライト級次期挑戦者決定トーナメント準決勝戦をご紹介したい。
Text by Shojiro Kameike


<WARDOGフェザー級王座統一戦/5分5R>
福田泰暉(日本)
Def.2分0分27秒 by TKO
徳野“一心”一馬(日本)

左ジャブの突き合いから、福田が右ローを当てる。ガードを固めて前に出る徳野に対し、福田は相手のパンチをかわしてサークリングする。徳野の右ストレートをもらいながら福田が左フックを当てると、徳野がフラついた。徳野は距離を詰めてくる福田にジャブを突き、シングルレッグで組みついて尻もちを着かせる。すぐに体を起こした福田はケージに背中と着けて立ち上がった。徳野がハイクロッチに切り替えて揺さぶるも福田は倒れない。

徳野はダブルレッグに組み替え、リフトしながら福田にマットに手を着かせた。さらにボディロックで崩してグラウンドに持ち込む。再度を奪った徳野がパンチで削るも、福田がうつ伏せになり、後方に体を引いて逃れる。すると徳野がバックに回り、スタンドの状態から引き倒す。ここもすぐに福田が立ち上がり、徳野がシングルレッグ、ダブルレッグと切り替えていく。ラウンド終了間際、徳野が福田に背中を着かせて終えた。

2R開始早々、徳野の左ジャブ、右ストレートが当たる。福田も左ジャブから右ストレートに繋げ、ここで距離を詰めた徳野に左フック一閃。この一撃で徳野がダウンし、福田が追撃のパウンドでレフェリーストップを呼び込んだ。

暫定王者の福田が正規王者の徳野にKO勝ちを収め、王座統一=第5代フェザー級王座に就いた。


<ライト級次期挑戦者決定T準決勝/5分3R>
ワタナベ関羽マサノリ(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
キンコンカンコンケンチャンマン(日本)

右ローを繰り出したワタナベに対し、ケンチャンマンが押し込みながら左右のパンチを当てていく。ケージまでドライブしたケンチャンマンは両腕を差し上げる。押し戻そうとするワタナベに、ケンチャンマンが押し込み&パンチを貫く。ワタナベは右ヒジを当ててから体勢を入れ替えたが、ケンチャンマンが差し返した。ワタナベは左オーバーフックから引きはがしにかかる。ワタナベはシングルレッグに切り替え、ケンチャンマンの投げを潰してトップへ。足を利かせるケンチャンマンにパウンドを落としていった。

2R、ケンチャンマンのパンチがワタナベの顔面を捉える。ワタナベはボディロックでドライブし、離れるケンチャンマンに対してダブルレッグに切り替えたが、これはスプロールされた。シングルレッグで食らいつくワタナベの右腕をキムラで抱えるケンチャンマンがトップへ。ワタナベがハーフガードからワキをくぐろうとしたところで、ケンチャンマンがバックに回ろうとする。ここでトップを制した渡辺がストレートアームバー、アメリカーナを狙う。ケンチャンマンが腕を抜いて立ち上がり、バックをうかがうが切り返したワタナベがケージに押し込んだ。

最終回、打ち合いからワタナベがケージに押し込む。差し返したケンチャンマンは、押し込み&パンチで削っていく。差し合いからワタナベがシングルレッグで組みつき、背中を着かせてサイドへ。しかしリバーサルしたケンチャンマンが袈裟固めで抑え込み、パンチを落として試合を終えた。

判定はスプリットでワタナベの勝利。当日は昼興行=Wardog46でもう一つの準決勝戦が行われ、八木敬志がアンディに勝利している。現在、鈴木一史の持つライト級王座挑戦権と賭けたトーナメント決勝は、ワタナベと八木で争われることととなった。

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