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【Shooto 30th Anniv.T08】修斗の投神=倉本一真、根津を相手に──投げ続けてパウンドで衝撃の削り勝ち

Kuramoto【写真】この強烈なバックスローとパウンドの連係、強烈なボディコントロールで倉本が根津を破った(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMALANET

<バンタム級/5分3R>
倉本一真(日本)
Def.3R0分01秒by TKO
根津優太(日本)

飛び込んで組んできた倉本に右を入れて離れる根津、倉本は左を当ててシングルを狙う。根津は間合いを取り直し、左ジャブ。倉本は果敢に打撃戦を挑み、右を伸ばして左フックを振るう。組まれても切った根津がローを連続で蹴り込むと、右フック、ダブルレッグを切られた倉本はジャブに鼻血を流す。倉本はローで体が流れ、明らかにダメージがある。

それでもパンチを返す倉本は、テイクダウンを切られても組み続け、スピニングバックフィストからバックへ。後方から殴られた根津は引き込むが、背中を預けると2度大きく後方に投げられる。3度目の投げ、パンチの連打から4回目の投げを受けた根津の体が伸びる。パンチ&投げの連係で、さらに2度バックスローを決めた倉本がラウンドを取った。

2R、サイドキックを入れた倉本は根津の足を引きよせて倒し、パウンド。立ち上がった根津は組まれた状態で胸を合わせるとヒザを突き上げる。これが急所に入り試合が一時中断に。再開後、根津のヒザを受けながらキャッチした倉本が、組んでテイクダウンへ。根津はバックを譲ると前転してガードを取る。それでも抜群のボディコントロール&ライディングを見せバックを取り切る倉本に対し、スクランブルに持ち込んだ根津だったが、すぐにダブルレッグで倒されてしまう。ここから倉本はバックに回り、マットに背中をつけた根津を抑えてパンチを入れる。

根津はバックを許し、立ち上がると後方に投げられる。場内の「もう一回」コールに応えるようにバックスローを決めた倉本の圧倒的な攻勢が続き、上を向いた根津はエルボーを受ける。背中を向け、殴られた根津は立ち上がって離れたものケージに詰まった状態でパンチをまとめられラウンド終了。10-8がつくような5分となった。

最終回、試合開始と同時に根津のコーナーから赤いバドンがケージに投げ入れられ、倉本のTKO勝ちが決まった。


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