【Bellator213】ルースをRNCで破ったネイマン・グレイシー「生まれた日から皆の間違いを証明してきた」
<ウェルター級ワールドGP1回戦/5分5R>
ネイマン・グレイシー(ブラジル)
Def.4R2分17秒by RNC
エド・ルース(米国)
右ローを蹴るネイマン、ルースは左ジャブを伸ばす。ローを続けるネイマンに対し、ルースはワンツーで前に出る。右を振るいつつ組んだネイマンを、小外刈りでルースがテイクダウンを奪う。ネイマンはハイガードから三角絞めへ。体重をかけるルースの腕を引き寄せ流していくネイマンだが、ルースは体重をかけて担ぎの要領で頭を抜くことに成功する。
立ち上がったルースは、ここで寝技を切り上げスタンドで持ち受ける。ネイマンは左フックから右ロー、さらに右オーバーハンドを見せる。ルースもワンツーから左ジャブを返す。ジャブを多用するルース、その左を被弾したネイマンが下がる。ケージ際のクリンチの攻防ではボディを蹴り合い、ネイマンがスタンドでギロチンへ。頭をすぐに抜いたルースとの差し合いが続き初回が終わった。
2R、序盤の打撃戦で左を放ったネイマンが、アイポークがあったとインターバルを要求する。再開後、左ローから左ジャブ、ワンツーをスピーディーなパンチを繰り出すルースは、ネイマンは右ミドルを蹴る。スタンドの打撃戦が続く、ネイマンは右を被弾するとダブルレッグへ。背中をマットにつけたルースは、そのままの勢いで後方に回りトップを取り切る。
足関節からは逃げつつ、トップを取りグラウンドに付き合ったルースはガードの中に収まる。腰を切って腕十字をネイマンが仕掛け、肩抜き後天から腕を伸ばそうとする。足をすくって仰向けにさせようとしたネイマンに対し、耐えたルース。ネイマンはクラッチを起点にバックを取ろうとするが、前方に落とされ三角絞めへ。ルースが対応したところで時間となった。
3R、ワンツーを当てるルース、ネイマンは右オーバーハンドを放つ。ジャブの差し合いでリードしたルースは、ネイマンの組みをかわす。と、ネイマンの右でバランスを崩したルースがワンツーを当て、蹴り足をキャッチして右を打っていく。後方に倒れたネイマンは、ここも寝技に来たルースにオモプラッタ、腕を抜かれてクローズドガードを取る。下から両足を四の字でフックしたネイマンがスイープを狙う。手をついてこらえるルースは、ガードの中からパンチを入れる、
ネイマンの腕十字で左腕が伸びたルースだが、ケージを蹴って腹這い&トップキープし腕を引き抜く。ネイマンはそのままクローズドガードから骨盤にカカトを蹴りつけタイムアップを迎えた。
4R、ワンツーで前に出るルース。ネイマンも右を返して、ダブルレッグを決める。初めてトップを取ったネイマンは左足を抜いてハーフへ。そのままマウントを奪うとブリッジにもバックに回り込む。背中を伸ばされたルースは、亀に戻るが四の字フック&パンチを打たれる。横に回転し、仰向けになったネイマンは左腕をアゴの上から絞めつけパームトゥパームでタップを奪った。
涙を見せたネイマンは「生まれてから、ずっと皆が間違っていることを証明してきた。これが柔術なんだ。僕はベルトを手にするんだ」と叫んだ