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【UFN95】42歳トリナルドがエルボーでTKO勝ち、7連勝を達成

<ライト級/5分3R>
フランシスコ・トリナルド(ブラジル)
Def.3R2分25秒by TKO
ポール・フェルダー(米国)

サウスポーのトリナルドが左右に足を使い、フェルダーが左ローを繰り出す。右ミドルを入れたフェルダーにトリナルドが左ロー。フェルダーも右ミドルを返す。フェルダーは右ミドルから右ストレートを放つと、トリナルドは左ミドル、そしてスピニングバックフィストを狙う。右ヒザを突き上げたフェルダーに左フックを入れたトリナルド。フェルダーは追撃のパンチから左ミドルを受けてケージに詰まる。

テイクダウン狙いを切るフェルダーに対し、トリナルドが首相撲からヒザ蹴りを放ち押し込み続ける。ヒジの応酬から体を入れ替えたフェルダーだが、すぐにトリナルドが押し返す。ケージ際での組み合いが続き、フェルダーがヒザを出して離れる。残り40秒、フェルダーはスピニングバックキック、そして右ロー。ワンツーを返したトリナルドが左ロー、右ミドルをブロックしたところで初回が終わった。

2R、左ミドルから左ストレートで前に出るトリナルド。フェルダーは右エルボーを空振りし、続く右ストレートを当てる。右ヒザを見せたフェルダーに左を振るっていくトリナルドは、左フックから前に出るがフェルダーもパンチを返す。これで左目じりをカットしたトリナルドにフェルダーが右ミドルを決める。トリナルドが右ジャブを伸ばし、続く接近戦でテイクダウンに成功する。

ガードからエルボーを繰り出すフェルダーだが、彼自身も左エルボーを受けて右目じりから大量の流血に見舞われる。左腕を差して上体を起こしたフェルダーをギロチンで潰したトリナルドがマウンドを狙っていく。潜るフェルダーにエルボーを入れたトリナルドがバックに回る。左足を差し入れ後方に倒れようとしたトリナルドに対し、フェルダーはキムラロックから胸を合わせていく。トリナルドがスピニングエルボーを狙いつつ離れ、2Rが終わった。

最終回、トリナルドが左ハイ。距離を取りながら、逃げ切りを考えた最後の5分と考えているか。逆に距離を詰める必要があるフェルダーは右ハイも空振りに。トリナルドが飛び込んで左を当て、スッと距離を取り直す。フェルダーは右ヒザをボディに入れるが、フィニッシュが必要だ。と、トリナルドが組んでケージに移行し時間を使おうとする。

と、フェルダーの流血が激しくなりレフェリーが試合をストップ。ドクターが傷を診て、試合続行不可能を宣告した。7連勝を達成したトリナルドは「世界のベストと練習してきた。まだベストの1人だけど、ベストになるために42歳でも練習している」と語った。


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