【Shooto 30th Anniv.】サンジャオ「何があっても良い試合を」&黒豹「佐山先生、ありがとうございます」

2019.05.05

【写真】修斗との対抗戦に挑む3選手、そしてセコンドで訪れたエドゥアルド・フォラヤンとマーク・サンジャオ総帥(C)MMAPLANET

5日（日）、明日6日（月・祝）に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto 30th Anniv.の公開計量が東京ガーデンパレスで行われた。

明日の第一部でジアン・クラウド・サクレッグ、ジャレッド・ライアン・アルマザン、ジェロム・ワナワンというチーム・ラカイの3選手がそれぞれ岡田遼、箕輪ひろば、黒澤亮平と対戦する。岡田は現環太平洋王者で、黒澤は元世界王者と、経験値で優るシューターとの対戦に3選手を送り込んだ──ラカイ総帥マーク・サンジャオに明日の試合への自信のほどを尋ねた。

マーク・サンジャオ　
「今回の試合機会を修斗から与えてもらったことは、我々チーム・ラカイの次の世代のファイターにとって非常に良い経験になるよ。修斗にはとても感謝している。彼らは絶対に良い試合をしてくれるはずだ。

しかもチャンピオンやチャンピオン経験者と戦う機会を得ることができた。ジアン・クラウドの対戦相手（※岡田遼）は本当に素晴らしい選手だよ。ジアン・クラウドも彼のことをとても尊敬しているけど、何があっても良い試合をするだろう」

また、計量終了後にサステイン坂本一弘代表が30周年記念大会に関して、以下のように挨拶を行った。坂本代表が人前で修斗創始者・佐山聡について話すことは、これまでほとんどなかった。これも時の流れ、30年の時が経たことが感じられる言葉だった。

坂本一弘
「今回、30周年大会ということで様々な方々が協力してくれました。ヨーロッパからマルタイン・デヨングが選手を送り込んでくれて、韓国からは諸岡（秀克）会長の方から選手を出していただきました。そしてチーム・ラカイのマーク・サンジャオさんの下から新たに3選手が修斗に参戦できました。この場をお借りして感謝の言葉を申し上げたいと思います。またONEチャンピオンシップのチャトリCEOにも感謝の言葉を申し上げたいと思います。

そして何よりも修斗に30年間携わってくれた皆さまに、この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。

少し手前勝手になりますが、平成元年の5月18日に修斗がプロ修斗として初めて大会を開催しました。私もそこでデビューをさせていただいたのですけど、そこから10周年大会、20周年大会、そして今回の30周年大会を主催することができて、こんなに嬉しいことはありません。今、平成の時代が終わって平成とともにあったプロ修斗というものが一旦、扉を閉じると思うのですけど、令和という新しい時代の扉が開きます。

その扉を開けるのは、今日計量をしてくれた全選手だと思います。そしてこれから新しい修斗伝承として、新たな戦いが始まると思いますので、皆さん、一つ応援よろしくお願いいたします。

それと最後になりますが、この30年間頑張ってこられたのは佐山聡先生が……私の先生が修斗というものを創ってくれたからだということは、私は忘れておりません。先生はこの場にはおりませんが、改めて私は佐山聡先生に感謝の気持ちを述べたいと思います。佐山先生、どうもありがとうございます。では明日、素晴らしい試合を選手がやってくれると思いますので、皆さん応援よろしくお願いします」