＜71キロ級／3分3R＞
マラット・グリゴリアン（ベルギー）
Def.2R2分45秒by KO
アレックス・フォゲル（ドイツ）

これまで73キロで戦ってきたマラットが70キロ転向の布石として、71キロ契約でフォゲルと対戦。1R、高いガードからジャブを突いて前に出るマラット。開始直後からフォゲルをロープに後退させる。フォゲルもインローを蹴り返して左右のボディフック。構えをスイッチして左ボディストレートからパンチをまとめる。

しかし、マラットはしっかりとパンチをブロックして左右のストレート、右アッパーから左フック。右ハイキックを顔面にヒットさせ、後退するフォゲルにアッパーを突き上げる。そのまま連打をまとめるマラットが打ち下ろすような右フック。これでフォゲルがコーナーにもたれかかるようにダウンとなり、鼻から大量に出血して、ドクターチェックが入る。

試合は再開となるが、マラットはすぐさま右ストレートから連打、右ミドルにつなげてフォゲルを攻め込み続けた。2R、明らかにダメージの残るフォゲルにマラットは左フックから右ロー。必死に距離を取ってパンチを返すフォゲルだが、マラットの勢いは止まらない。右ヒザ蹴りから右フック、フォゲルのパンチをブロックして左フックから右ストレート、ロープを背負うフォゲルに右アッパーを突き上げる。

何とか立ち続けるフォゲルだったが、マラットは容赦なく左フックから右ハイキック、左ボディから顔面へとパンチをつなげて強烈な右ロー。ダメージというよりも、ロープに体をあずけて足と動きが止まってしまったフォゲルにレフェリーはダウンを宣告する。再開後、マラットは左フック＆右ローで攻め、右の飛びヒザ蹴り。反撃する余力の残っていないフォゲルに右ローと右ヒザ蹴り、左右のボディを打ち込み、棒立ちのフォゲルに右ロー。これでダウンしたフォゲルは試合続行できず。マラットが70キロ参戦に大きな期待を感じさせるKO勝利を収めた。

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