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【REAL03】12月5日大会REAL03が、大晦日でTV中継。素手MMA経験のプロレスラーも参戦

REAL03【写真】独自路線をいくREAL。前回大会出場で現在はTUF出場中のソウル・ロジャースのような掘り出しモノが出てくるか (C)MMAPLANET

21日(水)横浜市内中区の横浜文化体育館平沼記念レストハウスで12月5日(土)、同所で開催されるREAL03の記者会見が行われた。会見ではヘビー級(120.7キロ以下)と74.8キロで以下の2階級で優勝賞金200万円を賭けた争われるトーナメント出場選手や、ウェルター級王座防衛戦とスペシャルマッチの発表がなされた。

山田重孝REAL代表によると、「強いが有名ではない、自国では有名だが日本に来ていない選手を集めた」という出場外国人選手たち。映像ではラドゥ・スピンゲルが「ホワイトドラゴンが日本に殴り込む!! 押忍」と怪気炎を挙げた。

山田代表は2013年10月のREAL北京大会で長谷川賢とドローを演じたジャック・ゴジラ・チェジェンスキーを注目株に推していたが、ヘビー級ではこの他デンマークのクリスチャン・コロンボは戦績が7勝1敗で、アマ時代には現UFCファイターのイリル・ラティフィとも対戦経験があり注目したい。

スーパーライト級では会見に出席しなかったが、やはりホベルト・サトシが気にになる存在だ。負傷で世界柔術を欠場した2015年のサトシだが、5月にはMetamoris06ではオモプラッタの名手クラーク・グレイシーに掟破りの逆オモプラッタを仕掛け、8月のGrandslam柔術ではホドリゴ・カプラルとセルソ・ヴィニシウスという猛者を下し優勝している。

そのサトシと一回戦で戦うことが決定した上山龍紀は「最低限の練習ができるようになり、4年振りぐらいに調子が良い。ここから仕上げていきたい」と語っている。海外勢はニュージーランドのキーラン・ジョブリンが気になる。戦績14勝6敗で、かつてプロ修斗やHERO’Sに来日経験のあるイアン・ジェイムス・シャファに勝利しているファイターだ。

なおスーパーファイト級は初戦の顔合わせが明示されたが、ヘビー級は桜木裕司×ユン・ガンチョル以外は、これから煮詰めていくことになるとのこと。ユン・ガンチョルは大阪の
CF WARDOGで試合をしているプロレスラーで、新韓国プロレスという組織を主宰している。ハップキドー世界王者という肩書き持ち、WARDOGではグラップリングにも挑み、2戦2勝。そして素手=ベアナックルMMAも2戦2勝の変わり種だ。

【写真】マルキーニョス×藤井章太のウェルター級選手権試合も組まれる。武道色を打ち出すREALは、インディ王者も出場と独自色が強いMMA大会だ(C)MMAPLANET

【写真】マルキーニョス×藤井章太のウェルター級選手権試合も組まれる。武道色を打ち出すREALは、インディ王者も出場と独自色が強いMMA大会だ(C)MMAPLANET

また両階級とも1人分出場選手枠が空いており、ここには「もの凄く強い選手を連れてくる予定」(山田代表)という説明があった。

REALウェルター級選手権試合で、GLADIATOR&DEMOLITIONウェルター級チャンピオン藤井章太の挑戦を受けるマルキーニョス・ソウザは「対戦相手のことはリスペクトしているけど、相手のスタイルではなく、自分の戦いをする」とコメント。

藤井は「打撃で真っ向から勝負する」と抱負を述べていた。同大会はTOKYO MXで12月31日に放送されることも明らかとなっている。

■REAL03対戦決定カードと出場選手

<REALウェルター級選手権試合>
マルキーニョス・ソウザ(ブラジル)
藤井章太(日本)

<スーパーライト級T1回戦>
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
上山龍紀(日本)

<スーパーライト級T1回戦>
ピーター・ダベンポート(豪州)
カルロ・ペデルソリ(イタリア)

<スーパーライト級T1回戦>
金子優太(日本)
カレン・ポッター(豪州)

<スーパーライト級T1回戦>
キーラン・ジョブリン(ニュージーランド)
X

<ヘビー級T1回戦>
桜木裕司(日本)
ユン・ガンチョル(韓国)

<ヘビー級トーナメント出場選手>
クリスチャン・コロンボ(デンマーク)
ラドゥ・スピンゲル(米国)
トム・ササキ(ブラジル)
川口雄介(日本)
ジャック・ゴジラ・チェジェンスキー(ポーランド)
他1名

<フェザー級>
飯嶋貴幸(日本)
アムリジリガラ(中国)

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