【Bellator138】ケン・シャムロック「自分の場所に戻ってきた」×キンボ・スライス「蹴散らすだけ」
【写真】2008年10月にEXCで一度は組まれていたこの試合にどれだけのファンが興味を持っているのか。視聴者数がBellatorの方向性を決める分水嶺の戦いとなるかもしれない…… (C)EXC
10 日(水・現地時間)、19日(金・同)にミズーリ州セントルイスのスコットトレード・センターで開催されるBellator138「Unfinished Business」のカンファレンス・コールが行われた。
何度も目にしてきたイベントタイトル名のビッグショー、そのメインで戦うのは51歳のケン・シャムロックと、41歳のキンボ・スライス。シャムロックは4年7カ月振り、キンボは5年1カ月のインターバルを経ての実戦復帰となる。
これがMMA第2団体の方向性なのか。ビッグネームを登用する路線の極みともいえる戦いだが、両者がテレカンファレンスで語った内容を要約してお届けしたい。
ケン・シャムロック
「精神的に俺は強く、いつも最高の自分であるためにプッシュしている。この6カ月間、過去経験したことがないほど最もハードに、最も謙虚に過ごしてきた。俺はもう別人だ。51歳にして、自分の居たい場所に戻ってきた。私のようになれない人をプッシュしたい。
アンダードッグなのは分かっている。それがモチベーションになって、自分を高めてくれる良い機会だと理解している。楽しんで準備してきた。皆もエンジョイしてほしい。
キンボも何か隠して戦うわけじゃないはずだ。彼のことは理解しているし、尊敬している。この試合がどんな試合になるか、疑問に思われることもないだろう。どちらがベストを尽くして戦えるのか。明日はない。キンボ戦だけに集中している」
キンボ・スライス
「このような機会が得られることをいつも頭の片隅で願っていた。バーナード・ホプキンスが50歳になって戦っているけど、俺も51歳のケン・シャムロックを遠慮なく蹴散らす。この戦いだけじゃない。俺たちはどこまでやれるか。できるだけ長く戦う。
MMAを愛している。ボクシングにキックやテイクダウンを交えてきた。ようやく、この機会が訪れたんだ。自分の愛情や情熱をこれまでも、どれだけMMAに捧げてきたか。俺はケージのなかで何でもできるマーシャルアーチストだ。もうワンディメンショナルなファイターでは決してない」