【ONE107】地元ジナ・イニオンがテイクダウンを生かしてロカに何もさせず、3-0の判定勝ち
【写真】するどい右ミドルも見せたイニオンが、テイクダウン&トップコントロールで勝利を手にした(C)MMAPLANET
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ジナ・イニオン(フィリピン)
Def.3-0
アシャ・ロカ(インド)
開始早々、組みついたイニオンがボディロックからテイクダウン。パスガード→袈裟固め、サイドへと移り、ロカの顔面に右ヒザを浴びせる。ロカはハーフから相手の頭を抱え、ガードに戻すが、イニオンはケージ際まで持っていきパンチを落としていく。地元イニオンの攻勢に、観客は大声援を送る。一度立ち上がったイニオンは足を一本越え、ロカの顔面とボディにパンチを散らす。ここで立ち上がったイニオンは、背中をマットにつけたままのロカにローを連打。再びガードの中に入り1Rを終えた。
2R、足を使って距離を保とうとするロカに対し、プレッシャーをかけていくイニオン。ロカの左ミドルに対して右ミドルを返す。そしてテイクダウンを奪ったイニオンは、相手を抑え込んでいくが、ロカがリバーサル。イニオンはすぐさまスクランブルからダブルレッグに切り替え、再びトップを奪う。そこから相手をケージに押し込んだイニオンは、しがみつくロカをケージに押し付け、パンチを打ち込みながら、残り1分を切ったところで左腕をロカの首に回してギロチン。これは極めきれなかったが、残り20秒のところでネックロックに近いギロチンを仕掛けていった。
最終R、前に出るのはここでもイニオン。相手のパンチに合わせて組み付いていく。ローとボディストレートで相手を追うイニオンは、またも組み付くと脇を差してケージ際へ。腰を落としてディフェンスするロカのバックに回り、引き倒したイニオンはトップへ。インサイドガードのロカはイニオンの両腕を抱える。イニオンがパンチを落とすも展開はなく、ここでレフェリーがブレイクし、試合はスタンドに戻る。距離を詰めようとするロカに対し、左ミドルを合わせるイニオン。最後は足を使って、ロカのパンチをかわして試合を終えた。
判定はジャッジが3者ともイニオンの勝利を支持。地元フィリピンのファンから声援を浴びた。