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【HEAT59】藤井重綺と防衛戦、キック・ライト級王者 安川侑己「感謝と感動、僕の成長を感じてもらいたい」

【写真】環境を変えて己を磨き続ける安川。今回は自身が最も思い入れがあるというHEATキック王座の防衛戦に臨む(C)TAKUMI NAKAMURA

5日(土)、愛知県刈谷市の刈谷市産業振興センターあいおいホールで開催されるHEAT59でHEATキック・ライト級(60キロ)王者の安川侑己が挑戦者の藤井重綺と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

HEATキック・ライト級王座をはじめ、TRIBELATEスーパーライト級王座、LEGENDスーパーライト級暫定王座と三つのベルトを巻いている安川。今年から納谷橋キックに所属を変え、長らく指導を受けていたタイ人トレーナーとの練習を再開したことで、更なるレベルアップを感じているという。今大会で防衛戦に臨むHEATのキック王座は5年前に初めて安川が巻いた思い入れのあるベルト。安川は王座防衛を果たすことはもちろん、自身の成長も見せたいと語った。


以前は手数で押し切る感じだったのが、今は攻撃一つ一つが倒せるものになった

――試合直前のインタビューありがとうございます(取材日は8月31日)。試合に向けた仕上がりはいかがでしょうか。

「今までで一番の仕上がりかなって感じですね。いろいろと考えながら練習できていて、成長できているかなと思います」

――安川選手は志村道場から納谷橋キックに所属が変わりましたが、どういった理由でジムを変えることになったのですか。

「納谷橋キックは志村道場の先輩が作ったジムで、僕が岐阜から名古屋に出てきた時から面倒を見てもらっていたタイ人のトレーナーのチャオ先生も納谷橋キックに移ったこともあり、自分も移ることになりました」

――安川選手からすると新しい練習環境に変わったというよりも、ずっと指導してもらっていた先生のもとで練習するようになったという感覚ですか。

「そうですね。志村道場からは円満に移籍させてもらいましたし、練習場所が変わっただけで、やっていることは大きく変わらずいい練習をさせてもらっています」

――現在安川選手はHEATキックライト級王座、TRIBELATEスーパーライト級王座、LEGENDスーパーライト級暫定王座と3団体のベルトを保持していますが、3冠を達成できた要因は何だったと思いますか。

「ジムを移籍して、そこで色々とチャンスをいただけたことが大きかったかなと思います。あとは今まで教えてもらってきたことが、自分の中で頭と身体で結びついて、パフォーマンスに出てきたかなという感じですね。今は攻撃一つ一つが倒せるものになったかなと思います」

――自分でも調子がいいな、乗っているなという手応えは感じますか。

「感じますね。以前の僕は手数で押し切る感じだったんですけど、今は当たれば倒せるという感じになったと成長を感じます」

――確かに以前の安川選手はスタミナと手数で競り勝つ印象が強かったのですが、今はそこに一撃の重さが加わったんですね。

「そうですね。手数プラスアルファ、パワーがついた感じです」

HEATのベルトは周りとの思い入れも強すぎて、絶対に他の選手には渡したくない

――そして今大会ではHEATキックライト級王座の防衛戦が決まりました。安川選手はご自身のInstagramで「一度は階級を上げて返上しようとも考えた」「でもこのベルトには沢山の想いがある」という投稿をしていました。どういった思いがあって防衛戦を受けたのですか。

「このベルトは5年前に初めて獲ったベルトだし、志村館長にお世話になってきた部分もあるので、ちゃんとベルトを防衛して、感謝の気持ちも全面で伝えようと思いました。このベルトは周りとの思い入れも強すぎて、絶対に他の選手には渡したくないですね」

――安川選手にとっては思い入れのあるベルトですか。

「そうですね。HEATのベルトは自分のものだけど、自分のものだけじゃないという感覚です」

――対戦相手の藤井重綺選手にはどんな印象を持っていますか。

「同い年で、身長も全く一緒で、娘さんがいて、そこも僕と一緒なんですよ。だからすごい親近感が湧いていて、純粋に上手い選手だし、負けられないなという気持ちが強いです」

――今回の防衛戦ではどんな試合を見せたいですか。

「今回、僕の中のテーマがあって、いつものように行くとは言っていますが、成長を見せられる試合にしたいなと思っています。自分のスキルは練習ではしっかり上がっているので、そこを試合で落とし込めるような内容にしたいです」

――例えば見てる側からしても「安川、変わったな」とか「強くなってるな」ということがはっきり分かるような試合にしたいですか。

「はい。それは確実にみなさんに伝わると思います」

――ここからはどんな目標を持って戦って行きたいと思っていますか。

「僕は岐阜を出る時に、親や周りに『ベルトを4本獲って、世界タイトルも1本獲る』と宣言して名古屋に出てきたんですよ。だからその条件は最低クリアしないといけないなって感じなので、まずはベルトを防衛して世界タイトルを獲ってから先のことは考えるかなって感じです」

――3本ではなく4本のベルトを獲りたいという目標を立てたことは何か理由があったのですか。

「そこは直感ですね。とにかく周りに『ベルトを4本獲る、世界タイトルも1本獲る』と言っていましたね」

――例えばHEATではISKAの世界タイトル戦も組んでいるので、HEATでISKAの世界戦が組まれる可能性もゼロではないですよね。

「そうですね。組んでいただけるようにアピールしないとって感じです」

――今回は3大タイトルマッチが組まれているなかでの一戦ですが、どんな試合をファンに見せたいですか。

「自分の成長はもちろんですけど、やっぱり第一に、周りのおかげで試合ができているんで、その感謝を伝えられるような熱い試合をして、感動を届けて、なおかつ僕の成長を感じてもらえたらいいかなと思います」

■HEAT59 対戦カード

<ISKA K-1ルール世界スーパーウェルター級王座決定戦/3分5R>
アビラル・ヒマラヤンチーター(ネパール)
マッサン・コイナード(フランス)

<HEATキックルール ミドル級王座決定戦/3分5R>
平山迅(日本)
シム・ヨンス(韓国)

<HEATキックルール ライト級選手権試合/3分5R>
[王者] 安川侑己(日本)
[挑戦者] 藤井重綺(日本)

<ライト級/5分3R>
岡野裕城(日本)
今井舜也(日本)

<ムエタイ(※ヒジなし) 女子49キロ契/3分3R>
小桐冬華(日本)
チョン・アヨン(韓国)

<フライ級/5分3R>
永井宏人(日本)
萩島answerたくみ(日本)

<キック 56.5キロ契約/3分3R>
後藤力(日本)
タルジョン(日本)

<バンタム級/5分3R>
萩原和飛(日本)
宮島暖斗(日本)

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