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【ONE FN11】初回にダウンを奪ったフー・ヤンが、その後は流れを掴んだウ・ソンフンにスプリット勝利

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
フー・ヤン(中国)
Def.2-1
ウ・ソンフン(韓国)

ワンツーの右を振るい、シングルレッグからロープにウ・ソンフンを押し込み、ボディロックテイクダウンを決めたフー・ヤン。スクランブルで持ち上げ、対角線のコーナーまで走ったフー・ヤンが、もう一度テイクダウンを決める。すぐに立ち上がったウ・ソンフンはウィザーで耐え、離れ際にヒザからワンツーを受けそうになる。離れて右フックを当てたフー・ヤンがダウンを奪うと、立ち上がったウ・ソンフンを振り回してヒザとパンチを振るっていく。

一旦、距離を取ったフー・ヤンが左フック、さらにワンツーを打っていく。ウ・ソンフンも右を返し、フー・ヤンの動きが落ちる。と右フックにダブルレッグをウ・ソンフンが合わせてテイクダウンから即バックへ。ワンフックのウ・ソンフンはロープに頭をつけてバランスを取り、フー・ヤンが半身で守る。エルボーを受けても、腕を差し上げてスクランブルから立ち上がったフー・ヤン――直後のパンチの交錯で頭が当たり、ウ・ソンフンがインターバルを要求した。

再開後、サウスポーから左ミドルを蹴ったウ・ソンフンだが、フー・ヤンは左右のフックを振るっていく。ウ・ソンフンの跳びヒザが空を切り、フー・ヤンがフックを狙ったところで時間となった。

2R、ウ・ソンフンが左ミドル、パンチの打ち合いのなかで蹴りを交える。フー・ヤンも左ハイを繰り出すが、とにかく近距離でフックを打ち合う。このなかでフー・ヤンがダブルレッグでテイクダウンを決めるが、ウ・ソンフンは立ち上がる。続くテイクダウン狙いを切り返したウ・ソンフンがトップへ。スクランブルからバックに回る。前方にフー・ヤンを崩したウ・ソンフンが両足をフックしてRNCへ。立ち上がったフー・ヤンは、手首を掴んで耐えつつグラウンドへ。

胸を合わせたフー・ヤンが立ち上がり、ウ・ソンフンのシングルを切って左右のフックへ。ウ・ソンフンはジャブから右を当てるが、フー・ヤンが右フックを狙う。手数が減り、動きが落ちる中でも両者、攻める姿勢を持ち続ける。フー・ヤンが左アッパー、ウ・ソンフンはワンツーから組んでバックへ。正面を向いたフー・ヤンはウィザーで凌ぎ、離れたウ・ソンフンにボディを入れる。ウ・ソンフンも最後の連打を見せ、2Rが終わった。

最終回、ウ・ソンフンが右カーフを蹴りジャブから右を狙う。フー・ヤンの右を額で受け、左リードフックを打ち込む。ここでフー・ヤンが粘ってフックを繰り出し、右オーバーハンドも、かなり勢いは落ちている。下がるようになったフー・ヤンは、カーフを蹴られて大振りの右が空振りに。足も使いつつ、精度を上げたウ・ソンフン。パンチの距離になるとフー・ヤンが負けん気を見せるので、この辺りでテイクダウンが欲しい。ウ・ソンフンは組みにはいかずカーフとジャブで試合を組み立て、疲れたフー・ヤンが右を返す。相打ちのような形から、攻撃を続けたフー・ヤンが右を当て、左に続ける。ウ・ソンフンも打たれると、打ち返す根性ファイトのなかでパンチを纏められても、手を広げて大丈夫だとアピール。

フー・ヤンはボディから右オーバーハンド、左フックと打ち合い上等の距離で思い切りパンチを振るう。ウ・ソンフンの右スピニングバックフィストをダックでかわしたフー・ヤンが右を狙ったところでタイムアップに。

ダウンを奪われながら、流れとしてはウ・ソンフンの試合だったが――インパクトの一点で、フー・ヤンという裁定も有りうる。結果、スプリットでフー・ヤンが凱歌が挙がった。


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