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【Gladiator021】FSG初挑戦の前田が引き込む江木に極めさせず、足関節の取り合いも見せてポイント勝ち

【写真】前田がテイクダウン、トップキープだけでなく足関節の取り合いで見せ場もつくった(C)MMAPLANET

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分2R>
前田吉朗(日本)
Def.8-5
江木伸成(日本)

ともにサウスポースタンス、前田が手を伸ばして構えたところに江木が距離を詰めて引き込んだ。これで前田に2Pが入る。江木は左足を上げてラバーガードの体勢へ。前田は逆側に回って、ハーフガードの江木を抑え込む。再び江木のガードの中に戻った前田だが、江木が左足を前田の右足に絡めていく。

上半身を起こした前田が離れようとしたが、江木が前田の足を狙った。すると前田も江木の左足に内ヒールを仕掛ける。ここは極められず、再び前田がトップを奪う。ラバーガードの体勢に入った江木を持ち上げ、ケージ際まで運んだ前田が、そのまま江木をマットに叩きつける。左手で江木のアゴを押す前田、江木はフルガードからまたもラバーから左足でフットチョークを狙う。

前田は右へ回り、フットチョークを外せないとみるや前転してガードの中に戻った。立ち上がった前田は、ジャンピングパスガードから江木の左足を取るも、江木が先に前田の右足にストレートフットロックを狙う。前田は江木の左足に内ヒール、ここで江木が起き上がったところでリバーサルの2Pが入った。

2-2の同点で迎えた最終回、グローブタッチから江木が前に出て、引き込みを狙うも前田が離れる。距離を詰める江木、いなす前田という展開のなか、江木が跳びついて前田の足を狙うも前田が離れる。ここで江木の引き込みにより、前に2Pが入った。すると江木が立ち上がり、前田をケージに押し込む。江木が引き込み前田に2P、下になった江木が立ち上がり1Pを奪取する。

その江木を前田がテイクダウンして2Pを追加。さらに江木が引き込んで内ヒールを狙ったところで、前田に2Pが入る。足を取り合う両者。江木が前田の左足に内ヒールを仕掛けるも、前田が極めさせない。ヒップスローからリバーサルを狙った江木、しかし前田がトップを保った。ここでパンチを振るうアクションを見せる前田だが、これは打つ意志がなくても反則となるかどうか、今後の課題だ。

下から三角やラバーガードを狙う江木に対し、前田は立ち上がる。ここで江木も立ち上がり1Pが入る。前田は前に側転、横に側転、さらに江木に向かって側転したところで、江木が前田の足を取ってヒールを仕掛けるも、ここでタイムアップとなった。

勝利した前田は「勝った選手も負けた選手も、その全てを愛してください」と、漢らしいメッセージを送ってケージをあとにした。


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