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【DWCS2022#02】UFCへ!! メインはBellator3勝のダンカン×Bellatorで2KO勝ちのキャンベル!!!

【写真】目指すは世界最高峰、ダンカン×キャンベル (C)Zuffa/UFC & BELLATOR

2日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ2022年の第2週が開催される。

フィニッシュを狙う姿勢が見えない試合が続き、シメコメでダナ・ホワイトが激怒するという波乱の幕開けとなった今年のコンテンダーシリーズ。今大会の出場選手は、オクタゴンのなかで何をすべきか身に染みているはずだ。


そんな今大会の注目はずばりメインのチャーリー・キャンベル×クリス・ダンカン=ライト級の一戦だ。

ダンカンは昨年もコンテンダーシリーズに挑み、ビチェスラブ・ボルシェフの左フックでKOされており、捲土重来のファイトとなる。アイルランドとイタリア、Bellatorの欧州サーキットで3勝を挙げながらUFCを目標に掲げるダンカンに対して、キャンベルもコロナ禍のベラトール・モヒガンサン大会で2KO勝ちを収めている。

ダンカンは組んで倒して――削ってから極めを狙うスタイルで、いわゆる働きアリ系の気持ちが入ったファイターだ。テイクダウンもレスリングだけでなく柔道系の投げも持ち、寝技は果敢にポジションを奪取して殴る。前向きになりすぎリバーサルを許すことも少なくないが、アグレッシブなMMA&柔術のグラウンドワークこそ彼の真骨頂といえるだろう。

対してキャンベルは右オーバーハンド、ヒザ蹴りが光るウェルラウンダー型のストライカーだ。ベラトールの2試合は強烈なローキックが勝因となっている。組みたいダンカンの前足を潰し、上下に散らした打撃でKO狙いのファイトを展開するか。とはいっても、そこはセラ・ロンゴMMA期待の新鋭は組み技の耐久力と攻撃力も兼ね備えている。

アグレッシブな両者がフィニッシュを狙う――コンテンダーシリーズに欠かせないファイトがもともと期待できる両者だが、ダナの発破が悪い方向に影響すれば、ドタバタで不確定要素が増えるファイトになるかもしれない。

またコメインのフライ級でヴィニシウス・サルヴァドールと対戦するシャノン・ロスも気になる選手だ。注目すべきはACBの豪州大会に出場して、しっかりと2勝を挙げている点だ。世界の最高峰を目指すために、母国大会とはいえAACBで戦う選択をするには気持ちの強さは欠かせない。そのACB豪州大会でロスは、TUF27ファイターで――HEXで仙三や獅庵、PXCで山本聖悟に勝利し、DEEPで金原正徳に敗れたチャーリー・アラニツを破っている。

アジアの人種のるつぼ=豪州は最軽量級からヘビー級まで国際的な舞台で結果を残す選手を輩出している。そういう面でもフライ級のロスのパフォーマンスは気になるところだ。

■視聴方法(予定)
8月3日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■DWCS2022#02対戦カード
<ライト級/5分3R>
チャーリー・キャンベル(米国)
クリス・ダンカン(英国)

<フライ級/5分3R>
シャノン・ロス(豪州)
ヴィニシウス・サルヴァドール(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
ダニーロ・スザーチ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ビリー・ゴフ(米国)
シモン・サムトリツキー(イスラエル)

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