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【PFL CS2022#01】シルヴェイラ、気迫のRNC一本勝ちも落選。ブルーシ・ソウトがPFLとサイン!!

【写真】ワンフックの前に左足で、ジュマの左足を制して背中を伸ばしたシーンなど、アメリカンレスラーの良さが十分に見えていたシルヴェイラだったが……(C)PFL

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョシュア・シルヴェイラ(米国)
Def.3R1分52秒by RNC
モハメド・ジュマ(南スーダン)

両者サウスポーに構え、蹴りで牽制する。ジュマの左に背中を見せる場面もあったシルヴェイラが、ローで姿勢を乱して立ち上がったジュマに組みつき、持ち上げてスラムする。

バックを取り切れず、絞めを狙ったシルヴェイラはボディロック&小外掛けでテイクダウンを決める。

左腕を差して、パンチを連打したシルヴェイラは殴られたながら立ち上がったジュマから離れる。ワンツー、ミドルを繰り出すジュマに対し、小走りするように間合いを外したシルヴェイラはローを蹴られ、組むが突き放される。

右を当て、蹴り足をキャッチしたシルヴェイラがケージにジュマを押し込む。ここは無理せず、間合いを取り直したシルヴェイラは急所に蹴りが当たったとアピールし試合が中断する。リスタート後、ワンツー&ヒザ蹴りのジュマにダブルレッグを決めたシルヴェイラがスクランブルでバックに回る。ジュマはキムラへ。このまま動きがスタックし、クラッチをジュマが解いた時には残り15秒に。シルヴェイラは初回サブミッションとはならなかった。ソウトの跳びヒザKO勝ちを意識していないはなずがないシルヴェイラは、序盤の攻めには逸った精神状態が表れていたか。

2R、左右のパンチで前に出るジュマは、ワンツーで左を伸ばす。シルヴェイラは頭を下げた防御から、ダブルレッグを決める。そのままバックを狙ったシルヴェイラは、力で跳ね返したジュマがスクランブルからシングルレッグへ。シルヴェイラはギロチンを狙うと、そのまま引き込む。クローズドで絞めるシルヴェイラが、絞めを解く。と同時にレフェリーがブレイクを命じる。

ジュマがフィッシュフック(口の中に指を入れて、引っかける攻撃)の反則を犯し、減点が命じれられる。試合はスタンドで再開となり、シルヴェイラがシングルレッグでケージにジュマを押し込む。

ジュマが逆にギロチンを狙うが、時間を少しかけて頭を抜いたシルヴェイラが離れ、直後にダブルレッグでドライブする。頭を抱えたジュマをテイクダウンしたシルヴェイラが、肩固めをセットしていく。ここからマウントに移行したシルヴェイラが再度、肩固めを仕掛けるが形に入れない。パンチに切り替えたシルヴェイラは、左の細かいパンチを連打し最後に右の鉄槌を振り下ろしたが、フィニッシュには至らなかった。

最終回、シルヴェイラがワンツーから右フック、ジュマが右フック&右ミドルを見せる。右を当てたが、組めなかったシルヴェイラは右前蹴りを繰り出す。左に回るジュマに右ミドルを蹴ったシルヴェイラは、右フックにダブルレッグを合わせてバックに回り、前方に崩すと、背中を伸ばしてRNCを狙う。RNCグリップ、パームトゥパーム、さらにRNCグリップで絞め続け、ついにジュマは両手でマットを叩いてタップした。

勝利を決めた後、激しい口調でジュマに詰め寄ったシルヴェイラは2Rのフィッシュフックだけでなく、目への攻撃があったようでに怒りを隠せない様子だった。

ともあれ一本勝ちを決めたシルヴェイラは「テイクダウン、グラップリングで攻め続けた。ずっと戦ってきたけど、ああいう攻撃は初めてだった。滑って入ったんだと思う。自分の試合前に何があったか意識せず、自分のやるべきことに集中していた」と話した。

そして4人の勝者がデカゴンに集結、まずウィリアムスとシルヴェイラの名前が読み上げられたが、「良い試合をしたけど、今夜の試合では契約はない」と告げられケージを下りた。

残ったのはソウトとジョンソン──セレブパネルのウッドリーとルイス、そしてリモート観戦したジェレミー・ピヴェンが戦評を話すなど、思い切りアナウンスが引っ張られる。結果、セレブパネルはソウト、ファン投票もソウトで、PFL契約ファイターが決まった。


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