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【Invicta FC45】計量終了 北米MMA戦い初めはザッピテーラ×デルボニから。パスカル&カーワンも注目

【写真】組みのなかでのダーティボクシングやヒザも重要な攻撃となることが予想される(C)INVICTA FC

11日(火・現地時間)、12日(水・同)にカンザス州カンザスシティのポリス・アスレティック・リーグで開催されるInvicta FC45「Zappitella vs Delboni 2」の計量が行われた。

北米MMAシーン2022年の戦い初めとなる今大会のメインはInvicta FC世界アトム級選手権試合=王者アリーシャ・ザッピテーラ×挑戦者ジェシカ・デルボニの再戦だ。

この両者は昨年5月のInvicta FC on AXSで対戦し、ザッピテーラがスプリット判定勝ちで王座防衛に成功している。とはいっても初回、2Rとデルボニが制したと思われるラウンドをジャッジがチャンピオンのラウンドとしたため、不可解な判定といっても過言でない内容だった。


と同時にインヴィクタFCではオープンスコアシステムを採用しており、デルボニはスコア的に劣勢のなかで3Rを積極的に攻めることができずに、ここを落としたことが敗北を招いたといっても過言でない。

デルボニは翌月のフェニックスシリーズの8人制変則トーナメントを危なげなく制し、リベンジ戦となる今回の挑戦権を得た。優勢とみられるチャレンジャーだが、ジャッジの裁定は当人にはコントロールできない。そこで重要なのが、オープンスコアシステムに対応した臨機応変さ、だ。不足の事態に陥った時に、自らの戦いにアレンジを加えることができるか否か、ここがデルボニにとって王座奪取への鍵となるかもしれない。

今大会で2人のニューカマーにも注目したい。1人目はシャミアー・パシェワと対戦するラモーナ・パスカルだ。香港国籍、中国名ではファン・ターチンというパスカルは、現在ベガスのシンジゲートMMAで練習をしており、過去にはRoad FCに出場経験もある。

香港から韓国、メキシコと流離いのMMAファイター人生を経てインヴィクタへ。パスカルとしては、この地をステップを前提とした定住地としたいところだ。気になるのは対戦相手のパシェワが3ポンド以上の体重オーバーでキャッチウェイト戦で戦うこと。当日の体格差、そしてパシェワのスタミナが気になる。

もう1人の注目の新顔はLFAで活躍してきたヘイリー・コーワンだ。アクロバティックス&タンブリング=アクロバティック体操で2度のオールアメリカンに輝く運動神経の持ち主は、殴られることが厭わないファイターに向いた性格の持ち主でもある。

2020年9月にプロデビュー戦以来の黒星を喫しキャリア5勝2敗となったコーワンが、全キャリアを過ごしてきたLFAを離れ、インヴィクタを選択し再スタートに挑む一戦も見逃せない。

■視聴方法(予定)
1月13日(木・日本時間)
午前10時00分~Invicta FC YouTube & MMA Junkie

■ Invicta FC45計量結果

<Invicta FC世界アトム級選手権試合/5分5R>
[王者] アリーシャ・ザッピテーラ: 104.8ポンド(47.53キロ)
[挑戦者] ジェシカ・デルボニ: 103.8ポンド(47.08キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ラモーナ・パスカル: 150ポンド(68.03 キロ)
シャミアー・パシェワ: 153.4ポンド(69.58キロ)

<バンタム級/5分3R>
モニカ・フランコ: 135.4ポンド(61.41キロ)
ヘイリ―・コーワン: 135.4ポンド(61.41キロ)

<フライ級/5分3R>
ヘレン・ペラルタ: 125.4ポンド(56.88キロ)
エリス・ポーン: 124.8ポンド(56.6キロ)

<アトム級/5分3R>
ケイティ・サウル: 105.9ポンド(48.03キロ)
タミカ・ジョーンズ: 105.3ポンド(47.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリア・ホセ・ファベラ: 138.4ポンド(62.77キロ)
サラ・クレチカ: 135ポンド(61.24キロ)

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