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【DEEP106】来年2月26日、ついに暫定チャンプ藤田大和✖正規チャンプ神龍誠=フライ級王座統一戦

【写真】大接戦が予想されるフライ級王座統一戦(C)

24日(水)にDEEPより来年2月26日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP106 IMPACTでDEEPフライ級王座統一戦が組まれることが発表されている。

正規チャンピオン神龍誠、暫定チャンピオン藤田大和。今やDEEPで最も層が厚いといっても異論はないであろうフライ級の頂上決戦が決まった。


10月に2年4カ月振りのDEEP出場で福田龍彌とのタフマッチを制した神龍に対し、藤田は9月に伊藤裕樹との一進一退の攻防で競り勝ち暫定王座の防衛に成功している。

神龍が長期間DEEPを離れていた期間に、暫定王者となった藤田の防衛戦が決まった。その直後に神龍のDEEP復帰が決まり、1カ月の時差で暫定王者は防衛戦、正規王者はノンタイトルを戦うという捩じれ現象が見られていた。

今や、DEEPフライ級のみならず国内主流プロモーションに当然のように存在する暫定王者が、正規王者のステップアップ→離脱に伴い暫定の二文字が外れて昇格するのではなく、王者同士との統一戦が組まれるのは、該当階級に正常な新陳代謝をもたらす良い兆しだ。

神龍のいない間にレスリングと寝技が伸びたことで、持ち味であるパンチ=ボクシングの強さが際立ってきた藤田。対して神龍は福田戦で、最大の長所であったノンストップMMAを展開できず、ブランクが如実に感じられた。

自らのジムを宮城県にオープンさせた神龍だが、今ではTRIBE TOKYO MMAなど首都圏のプロ練習を日常化させている。あと3カ月あれば十分に以前のような止まることを知らないスクランブル&フィニッシュ狙いのMMAが可能になっていることは間違いない。

対して、完成度が高まりどの局面でも穴がなくなったことで、藤田はよりパワフルなパンチャーに進化している。そんな両者の王座統一戦は、試合当日のコンディションが勝敗結果に大きく影響することすら十分にあり得る。

それだけに両者が口にするUFCという目標に近づくには、超拮抗戦が予想されるファイトで圧倒的な強さを見せることが必要となってくる。

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