この星の格闘技を追いかける

【UFC268】元GLORY二冠、正真正銘のトップキックボクサー=ペレイラが跳びヒザで衝撃オクタゴン初勝利

<ミドル級/5分3R>
アレックス・ポアタン・ペレイラ(ブラジル)
Def.2R0分18秒by TKO
アンドレアス・メケイリディス(ギリシャ)

入場時から弓矢を射るパフォーマンスを見せたペレイラ。正真正銘のワールドトップ・キックボクサーがUFC初陣を戦う。Glory世界ミドル級とライトヘビー級を制したMMA4戦目のペレイラに対し、メケイリディスが右ローを蹴る。かわしたペレイラが右ローを返す。メケイリディスはシングルから組みついてケージへ、テイクダウンを決めスクランブルでバックを伺う。

キムラのペレイラは片ヒザをつき、ワンフックを許す。ほぼパンチを出さず固めるメケイリディス。ペレイラは立ち上がった胸を合わせる。こうなるとブレイクもある展開で、メケイリディスは右腕を差し、ペレイラは小外掛けをケージを利して耐える。残り70秒、レフェリーがブレイクを命じ、ペレイラが右ストレートを伸ばす。そこに組みついてケージに押し込むメケイリディスにMSGのファンがブーイングを送る。残り30秒、ヒザをボディに入れたペレイラは初回を失った。

2R、ペレイラが右ハイ。ローを空振りしたメケイリディスに、ペレイラが跳びヒザを放つ。左ヒザがモロにアゴを打ち抜き、メケイリディスが腰から崩れ落ち大の字に。2つパウンドを入れたペレイラが、衝撃的なUFC初勝利を挙げた。

組みがあるなかで、テイクダウンが強いファイターを相手に打撃で勝利──「凄く嬉しい。皆が応援してくれて、対戦相手が受けてくれて試合ができた。感謝している。彼は力が入り過ぎている。僕は力を使わなかった。2Rになると勝機が増えると思っていたから。彼がカムバックしても、終らせるだけだった」とクールにペレイラは話した。


PR
PR

関連記事

Movie