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【DWCS S05 Ep08】LFA女子ストロー級王者、倒せる拳を持つ女子=ピエラ・ロドリゲスがマシャードと対戦

【写真】気合の入った表情を見せるロドリゲス (C)LFA

19日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDana White’s Contender Series S05 第8週が行われる。

前週では体重オーバーで勝利した選手が契約を勝ち取り、スポーツとして一線が崩れた感のあるコンテンダーシリーズだが、当然のようにそんなことはお構いなく虎視眈々とUFCファイターになれる可能性が最も高いステージには10人の選手が集結する。


今大会は4試合組まれた男子選手の試合には、有力フィーダーショーのチャンピオンクラスの出場はなく、登竜門大手の大会でキャリアを積んでいるのはメインに登場するソロモン・レンフロがCage Fury FC、オープニング・ファイト出場のノヴァウニオンファイター=ペドロ・ファルカォンが修斗ブラジルの常連というぐらいだ。またカイオ・ボハーリョは第5週にミドル級で出場し、判定勝ちもサインとはならず2度目のチャンスがライトヘビー級で与えられた。

そんななかコ・メインでヴァレスカ・マシャードと対戦するピエラ・ロドリゲスはキャリア6勝0敗のLFA女子ストロー級チャンピオンだ。4月23日のLFA105でホドリゲスはATT所属のウクライナ女子スヴェトラナ・ガツサイクを5RTKOで破り、LFAのベルトを巻いている。LFAのチャンピオンでもコンテンダーシリーズという最後の難関が必要という状況はタフファイトをやり損とも取れるが、やはり他のローカル団体で巻いたベルトとLFAやTitan FC、CESなどでベルトを手にするには経験値が違ってくるという見方はできる。

実際にホドリゲスも、ガツサイク戦での5R途中までの攻防で得た経験値は絶対的に彼女を強くしたはずだ。パンチの力のあるガツサイクを相手に、気迫あふれるファイトで思い切り踏み込んで威力のあるパンチを打ち込んでいた。

それを可能にさせたのも、課題だった組みの展開でテイクダウンを許さず、引き込んでから腕十字を得意とするガツサイクの極めのトライを遮断できたからだ。

対して対戦相手のマシャードはロー、ミドルと前足の蹴りに切れがあり、ジャブも伸びる。その一方で近い距離での打撃戦ではガードが疎かになる傾向にある。パンチの力の弱い相手なら首相撲からヒザにスイッチできるが、ロドリゲスのパンチを被弾すると──危ない。前進しながら打ちこむロドリゲスは女子では珍しいKOパワーの持ち主だけに、マシャードは乱打戦でなく、距離をとって蹴り中心のファイトで前足を削るべきだろう。

■視聴方法(予定)
10月19日(水・日本時間)、午前9時~UFC FIGHT PASS

■DWCS S05 Ep08 対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
ソロモン・レンフロ(米国)
ジョニー・パーソンズ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴァレスカ・マシャード(ブラジル)
ピエラ・ロドリゲス(ベネズエラ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)
ジェシー・マーリー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)
カロヤン・コレフ(ブルガリア)

<バンタム級/5分3R>
ジェイムス・バーンズ(米国)
ペドロ・ファルカォン(ブラジル)

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