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お蔵入り厳禁【DEEP103】伊藤裕樹との激闘制し、暫定フライ級王座防衛の藤田大和「勝因? 有効打です!!」

【写真】 (C)MMAPLANET

23日(木・祝)に開催されたDEEP103で、年間ベストバウト賞級の激闘を繰り広げ、伊藤裕樹を判定で下した藤田大和。自らの持つDEEP暫定フライ級王座の防衛に成功した。

来月には正規王者の神龍誠がDEEPに戻って来るフライ級戦線だが、今回の勝利を経て藤田はどこを目指すのか。

お蔵入り厳禁、同大会後に共同会見で藤田大和が話していたことを抜粋してお届けしたい。


──激闘を制して、今の気持ちを教えてください。

「ホッとしています。諦めずに、やり切ったなと。最後、諦めずにずっと立っていようと思って。テイクダウンをされても、絶対に立ってやろうと……」

──3-2というきわどい勝利でした。勝因はどこにあったと考えていますか。

「有効打、1Rと2Rで有効打を取っていたので。テイクダウンされたものの、僕もしましたし。すぐに立って寝技の展開が余りなかったので、打撃の有効打の差だと思います。1Rと2Rは取っていたかと。3Rは疲れて、相手も疲れて気持ちの勝負でした。

伊藤選手は取りに来ているという気持ちを感じました。そこで押しつぶされず、やり返す強い気持ちをもって戦えました。ベルトに関係なく、このリベンジは大きかったです。取りあえずホッとしています」

──10月大会は正規王者が戻ってきます。

「やっと戻ってきますね。ようやく顔を出すので、取りあえず次は勝ってもらわないと……ですね。取りあえずは統一戦に向けて気持ちを入れ替えて頑張ります」

──途中、顔を守って動きを止めた時がありましたが、あれは誘いでもあったのでしょうか。

「そうですね。ボクシングの時の悪い癖といえば、悪い癖なんですけど。亀になってフックを狙う。相手のパターンが読めていて、フックを合わせることが何度もできていたので。疲れたのもありますけど、そこは距離を詰めて狙っていました。あれがボクシングだったら判定負けですけど(苦笑)、DEEPは有効打を取ってくれるので」

──そこは印象点という部分で、賭けではなかったですか。

「ボクシングだったらレフェリーストップされているかもしれないし、MMAでもストップされるかもしれないですね。でも、狙っていたのは確かです。あの構えを取ることでヒザやミドルが来るという想定もしてはいましたが、来たら危なかったです」

──ここまでの激闘を制したらご褒美が欲しくなるかと思います。神龍選手との統一戦、RIZIN、最近はUFCで戦いたいという発言もありましたが、どこを求めていますか。

「ここ1、2年チームメイトの村田夏南子ちゃんが凄く活躍しているので、あの舞台に行きたいのではなくて、1勝するたびに行くぞという気持ちは高まっています。先を見たら足下をすくわれるので、今日も勝つことだけを考えていましたけど、次は大舞台に挑戦したいです」

──今日の試合がコンテンダーシリーズだったら、ダナ・ホワイトが勝者も敗者も契約したかもしれないです。

「アハハハハ」

──ただし、その素晴らしい試合がメインで行われた今夜のDEEP。専門メディアの記者が自分とゴング格闘技の松山編集長だけです。他は全てRIZIN、那須川天心選手を追いRISEに出向いています。これだけの戦いをやってのけて、悔しくないでしょうか。

「そうですね……同じ日に天心君がやっているのも知っているし、試合前に勝ったのも映像を視ました。負けてられないという気持ちも試合前にありました。MMA、盛り上がってくれたら嬉しいですね」

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