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【UFC ESPN29】我慢のケージレスリング勝負。残り21秒──カクラモノフのギロチンでジョーンズを落とす

<138.5ポンド契約/5分3R>
サイドユカップ・カクラモノフ(ウズベキスタン)
Def.3R4分39秒by ギロチンチョーク
トレヴィン・ジョーンズ(グアム)

サウスポーのジョーンズが、慎重な立ち上がりのなかでカクラモノフの右ハイをキャッチして、ケージに押し込む。払い腰で投げたカクラモノフは、スクランブルでギロチンに捕えてクローズドガードを取る。ルーズになると、ギロチンスイープに切り替えたカクラモノフだがジョーンズが右腕を差して立ち上がり、ケージに押し込みボディロックに。パンチとヒザを入れたカクラモノフが再び払い腰を狙うが、これはジョーンズが察知して防ぐ。

ポジションを入れ替えながらケージレスリングが続き、残り90秒でまたも払い腰を狙ったカクラモノフが押し込み返す。すぐに体を入れ替えたジョーンズが押し込む形で、カクラモノフの足払いというよりも足車を防いで初回が終わった。

2R、左ミドルを見せたジョーンズは、シングルでカクラモノフをケージに詰める。体を入れ替えたカクラモノフが、離れて右ストレートを効かせる。ジョーンズはシングルでケージに押し込み、ダーティーボクシング合戦に。エルボーを打ちつつ、離れたカクラモノフが右ハイから大振りのパンチを振るう。効いているのか、疲れたのか打撃に反応せずダブルを切られたジョーンズは左右のフックで動きが止まる。互いにダーティーボクシングでボディを殴り合うと、動きが戻ったジョーンズが残り90秒となり、ダブルレッグでテイクダウンを決める。

ハーフで抑えたジョーンズが右のパンチ、エルボーを入れると、ボディから顔面にパンチを纏める。カクラモノフは動きが止まり、背中を見せる。バックを取られないよう上を見えたカクラモノフに対し、ジョーンズはマウントを取り左右のパンチを落としラウンドを逆転で取った。

最終回、右ミドルを決めたカクラモノフ。続く右の蹴りにジョーンズが右フックを合わせる。カクラモノフが右ミドルを連続で入れる。慎重なジョーンズは右フックにダブルレッグを仕掛け、ケージに押し込む。バックに回ったジョーンズは小外掛けへ。ケージにもたれたカクラモノフは、セコンドの「投げじゃなくて、レスリングだ」という声にも払い腰を見せる。

明かに疲れたカクラモノフに対し、ジョーンズは左腕を差して一つのテイクダウンに勝負を賭けるような試合運びをする。小手を決めていなそうとしたカクラモノフだが、ジョーンズはレベルチェンジからダブルレッグへ。カクラモノフが残り1分で右腕を差して、体を入れ替えると、思い切り右フックを振るう。

ジョーンズはシングルレッグへ、カクラモノフはノーアームギロチンを仕掛けると、RNCクラッチに切り替える。やがてジョーンズの体から力が抜け、失神──カクラモノフが残り21秒で一本か勝ちを手にした


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