この星の格闘技を追いかける

【Bellator265】舐めててゴメンナサイ。カンゴ、ハリトーノフと死力を尽くした激闘の末RNCで一本勝ち

<ヘビー級/5分3R>
チーク・カンゴ(フランス)
Def.2R4分59秒by RNC
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)

左ジャブを伸ばすハリトーノフに対し、カンゴがケージの前を構えを変えながら左右に移動する。ハリトーノフはローやボディを見せるが、パンチはジャブ止まりだ。カンゴは左ジャブを連続で見せて前に出ると、右をヒットさせる。再びケージを背負ったカンゴは右をブロックして、ジャブから右ストレートでケージ中央へ。カンゴもジャブを当てると、再びケージ際に下がり、ジャブに左ストレートをカウンターで放つ。

ハリトーノフは右アッパー、右ジャブを被弾して前に出るが、精度でカンゴが上回っている。それでもハリトーノフは打たれても下がることなく、前に出てジャブの差し合い、ワンツーとより積極的に試合を進めると、その左ジャブでカンゴが尻もちをつく。すぐに立ち上がったガンゴは、パンチの交換から間合を外したがハリトーノフが詰めて右アッパーを打ち込む。さらに右を被弾したカンゴは、背中を向け右ハイが右目をかすめる。この目を気にして、再び背中を見せたカンゴだったが時間に救われた。

2R開始直後に、カンゴは左ジャブに腰を落とす。勢いづいたハリトーノフは右ボディも、カンゴがテンカオから前に出て反撃へ。オーソで左ジャブ、右を見せたカンゴがダブルレッグへ。これを切ったハリトーノフが左を当て、右フックをヒットさせる。カンゴのダブルレッグは力がなく、切られてボディにフックを被弾。続くジャブの打ち合いから今度は、カンゴがワンツーで前に。

カンゴはすぐにケージ際に戻り、ジャブを受けながらテンカオへ。リードフックを打ち合い、近い距離で打撃戦を続ける両者。ハリトーノフはボディから顔面と攻撃を散らし、カンゴは蹴りを交えジャブを当てる。さらにヒザを見せたカンゴがジャブから、右を打ち込む。続くコンビを効かされたハリトーノフは、ケージに押し込まれ後方からのパンチを纏められる。さらにカンゴは首相撲&ヒザ蹴りの連打で追い込むと、ダブルレッグでテイクダウンを決める。

ハーフのハリトーノフはエルボー、パンチを連打されマウントから鉄槌の連打に背中を見せ──ついにRNCにタップ。ラウンド終了のゴングと直前の一本負けとなった。

カンゴは一本勝ちも、暫らく立ち上がることができないほど疲弊──根性の一本勝ちを、予想をはるかに上回る好勝負&激闘の末に手にした。


PR
PR

関連記事

Movie