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【F2W180】ラファエル・ロバトJr、アウジェスの盾を越えれずも王座防衛に成功

6 日(金・現地時間)、カリフォルニア州ロサンゼルスのマリオットLAで開催されたF2W180。レポード最終回はF2Wライトヘビー級選手権試合=王者ラファエル・ロバトJr✖挑戦者ガブリエル・アウジェス戦の模様をお届けしたい。

2017年&2019年のIBJJFムンジアル黒帯ミドル級世界王者のアウジェスにとっては、2021年初戦は柔術とMMAで頂点に立ったロバトJrのベルトを狙った試合はジャッジ泣かせの試合となった。

<F2Wノーギ・ライトヘビー級選手権試合/10分1R>
ラファエル・ロバトJr(米国)
Def3‐0
ガブリエル・アウジェス(ブラジル)

挑戦者アウジェスが引き込み、Zガードを取る。正座状態でアウジェスの手頸を掴んだ王者ロバトJに対し、アウジェスは右足の位置を高くしてニーシールドへ。さらにアームドラッグ気味に2on1で腕を取ったアウジェスのニーシールドが続く。ロバトJrも頭の後ろに手を回そうとするが、長続きはしない。

おそらくはハーフガードを取りたいロバトJrだが、アウジェスのスネに阻まれる。4分が経過し、アウジェスは一瞬バタフライを取るが、すぐにニーシールドに戻る。ロバトJrが立ち上がると、アウジェスはデラヒーバから回転し、クローズドに移行する。強いフレームでロバトJrの動きを制限するアウジェスが、ミッションコントロールへ。

クローズドに戻ったアウジェスはKガードで右足を取りに行く。頭を押し、腰を引いたロバトJrに対し、アウジェスはここもニーシールドへ。ロバトJrの股下に左足を差し込み、足首を掴んで引き寄せようとしたアウジェスだったが、ニーシールドに戻る。さらに前転して足を取ろうとしたアウジェスに左腕を差したロバトJrが、上半身を固めにかかる。エビで距離を取ったアウジェスが逃れて、シッティングに。ロバトJrのパス狙いを鉄壁のニーシールドで許さないアウジェスがついに立ち上がる。

残り試合タイムは80秒、さらに時間が進みアウジェスがイマナリ・ロールからクローズドを取ると、試合は残り45秒に。腰を切って、腕十字狙いでほんの少しロバトJrを浮かせたアウジェス。ロバトJrはストレートフットロックを仕掛けるもタイムアップに。どちらが優勢だったかの判断は非常に難しいタイトル戦は、3票を集めたロバトJrが、王座防衛に成功した。

ニーシールドを越させなかったアウジェスだが、あまりにも攻めの姿勢が少なかった。


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