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【Shooto2021#04】TDから完封の三角絞め、平良達朗が福田龍彌からタップを奪い世界フライ級王座を奪取

【写真】修斗世界フライ級のベルトを肩にした平良。このベルトが、世界に羽ばたくチケットとなるか(C)MMAPLANET

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
平良達朗(日本)
Def.1R4分31秒 by 三角絞め
福田龍彌(日本)

スタンスを広くとって近づいていく福田が左カーフキックを蹴る。ここに平良がテイクダウンを合わせて、福田はスプロールもケージに押し込まれる。

ボディロックで両ワキを差し上げ大腰気味の投げで尻もちをつかせた平良は左ワキを差しあげて頭を押しつけるが、福田がウィザーから立ち上がることに成功する。

すかさず平良はボディロックから後方にテイクダウンを決めた。パスからサイドへ。そしてマウントに移行して福田の両足を挟み込むも、福田もブリッジ&エビからガードに戻す。

ハーフガードの福田のボディにパンチを落とす平良。福田は抱え込みに行き、頭を抜いた平良は肩固めを狙い、枕へ。

ケージ際にエビで動く福田のガードから右足を抜いた平良がマウントを奪うと、一気に三角絞めを狙い自ら背中をマットにつける。

福田は頭を突っ込んで、足の組みをルーズにさせようとする。ここで平良は体を丸め、右足を左手で掴んで引き寄せるとが上半身を起こすと、自らの足を抱え込むように絞めタップを奪った。

無敗のまま修斗世界王座を獲得した平良は、試合直後こそ笑顔を浮かべたが、ベルトを巻く際は目頭を押さえる。そしてマイクを握る姿を、師・松根良太も濡れた瞳で見つめる。

新王者は「これから世界で戦っていく。沖縄代表として、日本代表として、修斗として強い相手を倒していく」と宣言した。


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