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【UFC ESPN25】ヴェラが1Rはグラントの打撃に苦戦も、2Rからヒジで流血に追い込み逆転の大差判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
Def.3-0:29-26.29-27.29-28.
デイヴィー・グラント(英国)

オーソドックスのグラントが右ローからスイッチ、さらにオーソドックスに戻して左ジャブと左右のローを繰り出す。ヴェラも前に出るが手数は少ない。グラントは右バックスピンキックでけん制、ヴェラもオーソドックスからサウスポーにスイッチするが、グラントの蹴りのペースが速い。さらにグラントは左ボディ、そして右クロスを当てる。

グラントが前に出ると、ヴェラは首相撲からヒザ蹴りに持ち込むが、グラントはすぐに離れる。ステップを使ってフェイントから右ミドルを繰り出すグラント。ヴェラは前蹴りで距離を測りながら前に出る。しかしグラントは右ローで足をすくい、立ち上がったところに右ボディから左フックへつなげる。グラントの蹴り足をキャッチしたヴェラはグラウンドへ。

グラントの首を抱えるヴェラだが、グラントはすぐに立ち上がる。サウスポーから左ストレート、左ボディを伸ばすグラント。プレッシャーを強めるグラントは、ヴェラにケージを背負わせる。ヴェラは左ジャブ、右ロー。グラントは足を使い、回るがヴェラがグラントにケージを背負わせる。ラウンド終了間際、グラントが左右のフックを振るい、かわしたヴェラが右ハイで追いかけた。

2R、サウスポーからスタートしたヴェラがプレッシャーをかける。オーソドックスに戻してからの右ロー、グラントは左右のパンチと右バックスピンキックを返す。グラントのフックをブロックしたヴェラは、組み付いてグラントをケージに押し込み、首相撲からのヒザ、そして右ヒジ。離れたグラントは、ボディからフックを放つが、ヴェラもブロックで防ぐ。

グラントが距離を詰めたところで、ヴェラが左ヒジの連打。グラントのパンチがクリーンヒットすることが少なくなる。グラントは額から大流血。ヴェラが左ヒジ、さらにケージへ押し込むがグラントが切り返してグラウンドに持ち込んだ。下から足を利かせるヴェラ。三角絞めの体勢からオモプラッタに移行するも、グラントがトップをキープする。

その隙にパスガードしたグラントは、再度で抑え込み、ヴェラの左腕を取る。ヴェラもすぐに腕を抜き、ブリッジで脱出を試みるも失敗。ヴェラが体を起こしたところでグラントがギロチンを仕掛け、失敗したところで足を取りに行く。これをかわしたヴェラがトップを奪い、左ヒジの連打してラウンドを終えた。

最終R、ケージ中央で互いにジャブを繰り出す。ヴェラが前蹴り、グラントは左ジャブからスイッチして右フック。さらにオーソドックスからの左フックでヴェラに尻もちを着かせる。さらに立ち上がったヴェラにダブルレッグダイブを仕掛けたグラントだったが、ヴェラはこれをカット。バックマウントからRNCを狙い、さらにマウントから肩固めの体勢に入る。

これは極まらず立ち上がった両者はケージ中央で打ち合う中、ヴェラが左ヒジから左ヒザ。グラントは動きが止まり、さらにヴェラがボディロックからテイクダウンする。グラントの顔面は血に染まっている。インサイドガードからヒジを上下に散らすヴェラ。グラントは下から三角絞めを狙うが、立ち上がったヴェラが再びガードの中に入ってヒジを連打する。グラントのスイープは決まらない。

残り1分でグラントはヴェラの左腕を取ってキムラを仕掛けるが、これは極まらず。ヴェラがバックマウントを奪い、RNCへ。グラントはこれを凌ぐも、マウントを奪われて試合終了のブザーを聞いた。

試合後にどちらも倒れこむほど、死力を尽くした一戦だったが。結果はジャッジ1人が3ポイント差をつける判定で、ヴェラが勝利した。


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