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【PFL2021#04】「絶対に諦めるつもりはなかった」。五輪金✖2&BOX8冠シールズ、初陣は大逆転TKO勝ち

【写真】風格は十分、課題もタップリ。そして魅力に満ちたクラレッサ・シールズ(C)PFL

<女子ライト級/5分3R>
クラレッサ・シールズ(米国)
Def.3R1分44秒by TKO
ブリトニー・エルキン(米国)

じっくり構えるシールズ。ローを見せたエルキンに、スピードの乗ったストレートや右オーバーハンドを繰り出す。エルキンは組みついてテイクダウン、胸を合わせて立ち上がったシールズが腕を差して、リバーサルに成功しパウンドを連打する。しかし、しっかりとキープできず逆にエルキンが上を取り返し、マウントに取る。

ブリッジできないシールズが、時折りパンチを打つエルキンスに目線をやる。エルキンは腕十字に移行しようとし、反応したシールズにパンチを連打。下からパンチを見せたシールズは、ラウンド終了まで耐えきった。

2R、エルキンはローを蹴り、シールズが掴まれない距離で鋭すぎるパンチのコンビネーションを見せる。

ダブルレッグを切ったシールズだったが、上からの仕掛けにすぐに両足を取ったエルキンがリバーサルを決めて、ニーインベリーからマウントへ。足を絡ませたローマウントでブリッジを潰し、ハイガードに移行しつつ殴るエルキン。シールズは体を捻るが、態勢を入れ変えることはできずパウンドを連打される。ボディから側頭部を殴り、ハイマウントで連打したエルキンが腕十字へ。シールズは腕を引きよせて抜くと、エルキンのソレとは質の違うパウンドを最後に打ちこんだ。

最終回、サイドキックに右ストレートを打ち込んだシールズは、シングルレッグをスプロールして離れることに成功する。引き込んでハーフ、足にしがみつくエルキンをシールズが殴りつける。尻を上げて、バックを伺うエルキンを潰して重いパンチを落とすシールズ。ついにエルキンが頭を抱えるようになり、シールズのパンチについにレフェリーが試合を止めた。

歓喜の雄叫びを挙げるシールズは「クレイジーよ。1Rを落とし、2Rも落とした。でも何もダメージは受けていなかった。腕十字も私を傷つけることはできなかった。全く。3Rになり、もうやるだけだった。ラウンドを失っても、私は負けていなかったす。そして3Rがやってきたの。ボーイフレンドに4週間会わなかったわ。マムとはほとんど2カ月、顔を合わしていなかったの。それだけ練習してきたから。ちゃんと腰を落として、パンチを打ったわ。ボクシングの試合で自分を疑ったことは人生で1度もなかった。でも、この試合は違った。私は負けるかもしれない。でもトライした。1Rと2Rで心が折れることはなかった。腕十字が来ても、三角絞めが来ても絶対に諦めるつもりはなかった」と話し満面の笑みを浮かべた。


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