この星の格闘技を追いかける

【Bellator260】クラックストン戦へ、ジャスティン・ゴンザレス─02─「ギャングスタ―、全員に勝つ」

【写真】この面構え。ゴンザレスとゲイジーに最も似ている点は、勝負度胸かもしれない(C)LFA

11日(金・現地時間)にコネチカット州アンカスビルのFight sphereことモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator260 「Lima vs Amosov」で、同プロモーション初戦をタイワン・クラックストンと戦うジャスティン・ゴンザレス・インタビュー後編。

LFAフェザー級王者からサークルケイジを選択した11戦11勝0敗のゴンザレスは、ワールドGP以降も人材が集まり続けるBellatorフェザー級戦線で、世界のベストあることを証明するために戦う。その自信あふれる言葉を引き続きお届けしたい。

<ジャスティン・ゴンザレス・インタビューPart.01はコチラから>


──対戦相手タイワン・クラックストンの印象を教えてください。

「タイワンはタフな選手で、逃げない試合をするね。僕と同じだ。でも、次の試合ではここのところの僕がどれだけ力をつけてきたのかを見せつけるよ」

──コロラド州在住のファイターは、普段から標高1500メートル付近で生活しており、スタミナに優れていると言われています。ただし、今回はタイワンも同じコロラド在住のファイターで、そのアドバンテージはないかもしれないです。

「興味深い指摘だね。それをいえばタイワンはオハイオ州かどこかの出身で、大学も向うのはずだ。それからコロラドという高地で生活するようになった。その点、僕は高地のなかでも、さらに高地で練習している。明日も、最後のラントレが残っている。コロラドで育った分、僕にエクストラのスタミナがあれば良いよね。とにかく、高地で培った砂皆を武器に、ハイペースでプレッシャーをかけ続けるよ」

──大昔にコロラドのパイクスピークに行き、頂上で雹に降られほんの数十メートル走っただけで、人生最悪の頭痛に見舞われたことは忘れられないです。

「パイクは標高4300メートルだ、危ないよ。酸素が絶対的に薄いからね。だからこそ、僕らは高地トレを行うんだけど。本当に厳しい練習で、その効果の程の前にメンタル・チャレンジでもあるんだ。そして、効果の程は絶大だよ」

──ところでタイワンはフェザー級ワールドGPで戦ったことで、格上と見られる向きもあります。

「タイワン云々でなくて、僕は自分に自信を持っている。この試合に向けて、もうすべきことがないほどトレーニングを積んできた。彼がベラトールでどういう試合をしてきたのかは、全く関係ない。僕が世界のベストだ。それを証明するために倒す相手の1人に過ぎない。とにかく、試合を見てほしい。それを証明してみせるから」

──現状、ワールドGPのファイナルは残っています。ジャスティンから見て、王者パトリシオ・フレイレとAJ・マッキーJrの勝負はどのようになると予想してしますか。

「AJ・マッキーは無敗で、あらゆる面で戦える実力者だ。でも、現時点ではピットブルだろう。ライト級でもチャンピオンで、常に強さを発揮している。エマニュエル・サンチェスを寄せ付けなかった。AJもダリオン・コールドウェルに圧勝しているけどね。2人にとって良い試合になることを願っているけど、僕が狙う相手はピットブルになるだろうね」

──それにしても、GPに参加していないフェザー級のロースターも充実の限りです。チャンピオンを目指すために、2021年中に倒しておきたいターゲットのような選手はいますか。

「う~ん、難しい質問だ。もちろんタイワン・クラックストンもその一人だし、ジェイジェイ・ウィルソンもいる。アーロン・ピコもそうだ。そこに加えてサンチェス、AJ、そしてピットブルだ。凄いリストになるね。

このギャングスタ―達と戦って、僕がベストだと証明していくことが本当に楽しみだよ。全員と戦って、全員に勝つ。それこそがベルトを巻き、世界のベストになる道だからね」

──では、Bellatorで戦うことでジャスティンに注目し始めるであろう日本のMMAファンに、ジャスティン・ゴンザレスとはどのようなファイターであるかと教えてもらえないでしょうか。

「日本の皆、ジャスティン・ゴンザレスだ。皆に金曜日の試合を楽しんで欲しい。僕は8歳の時からレスリングを始めて、ノーザンコロラド大学まで続けた。まぁレスリングが一番のストロング・ポイントかな。柔術をマスターするのにも、レスリングは凄く役立ったからね。

ただ、タイワンとの試合ではボクシング、キックボクシング、ムエタイという立ち技に期待してほしい。立ち技だって、誰とでもやりあえる。僕の打撃はグラップリングのために存在し、グラップリングは打撃のために存在している。それが本当の意味でMMAファイターだろう? 

次の試合からでも良いから。MMA界のジャスティンはゲイジーだけじゃない、ジャスティン・ゴンザレスがいることを知って──これからはフォローしてほしい」

■視聴方法(予定)
6月12日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator260対戦カード

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ドゥグラス・リマ(ブラジル)
[挑戦者]ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)

<175ポンド契約/5分3R>
ポール・デイリー(英国)
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ(米国)
エイデン・リー(英国)

<128ポンド契約/5分3R>
ヴァネッサ・ポルト(ブラジル)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ダマルケス・ジャクソン(米国)
マーク・レミンガー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー(米国)
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)

<フェザー級/5分3R>
タイワン・クラックストン(米国)
ジャスティン・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
ニック・ニューウェル(米国)
ボビー・キング(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ルカス・ブレナン(米国)
マシュー・スキビッキー(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アマンダ・ベル(米国)
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
アレックス・ポリジィ(米国)
グスタボ・トゥルヒーリョ(キューバ)

PR
PR

関連記事

Movie