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【Bellator258】急遽出場&右拳負傷のアウグストがニアKO。持ちこたえたAJが右を当てて準決&世界挑戦へ

<ライトヘビー級ワールドGP準々決勝/5分5R>
アンソニー・ジョンソン(米国)
Def.2R1分30秒by TKO
ジョゼ・アウグスト(ブラジル)

まず右ローを蹴ったジョンソンに対し、アウグストが左ジャブを伸ばす。ローに右を合わせたアウグストは、前蹴りで後ろに姿勢を乱す。すぐに臨戦態勢に戻ったアウグストにハイを繰り出したジョンソンは、ボディからローを蹴られる。スクランブル発進のアウグストは右ミドルを当てるなど、リズムよく動く。ジョンソンも左ミドルを返し、右拳を負傷したか気にする仕草を見せたアウグストに対し、左フック、右オーバーハンドと攻め立てる。

ジャンピングキックを見せたアウグストだが、右を被弾し左ハイ2連発と追い込まれる。さらに左ジャブから左右のフック、右アッパーを被弾したアウグストが覚悟を決めての右、さらにスピニングバックフィストを繰り出す。これをかわしたジョンソンが右アッパー2発から右ボディフックも、直後にアウグストが左フックでダウンを奪う。バックコントロールから左のパンチを打ちつけるアウグストが背中に乗ってRNCへ。

前方に落としたジョンソンは、スクランブルからボディロックテイクダウンを決めて生き残る。ラウンド終了間際に足を一本抜いたジョンソンがパウンドを落とした。

2R、スーパーマンパンチ、跳び前蹴りから左ジャブを繰り出すアウグスト。やはり右を使うことはできず、左手一本でスタンド戦を続ける。左フック、そして左ボディフックを入れたアウグストだが、局面としては厳しい。と、ジョンソンは踏み込んで左から右を打ち込みダウンを奪うと、パウンド1発でTKO勝ちを手繰り寄せた。

「試合に応じてくれて、ありがとう。リスペストしている」とアウグストを称えたジョンソンは、ダウンを覚えていなかったようだったが──ワールドGP準決勝兼世界ライトヘビー級挑戦に向け、「彼はトータルパッケージを備えている。サブミットでき、テイクダウンもでき、打撃もできる。自分の全ての技をテストする」とインタビューで話した。


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