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【UFC ESPN23】スピニングバックエルボーでレイエスを完全KO、プロハースカ「タイトル挑戦? OK」

<ライトヘビー級/5分5R>
イリー・プロハースカ(チェコ)
Def.2R4分29秒by KO
ドミニク・レイエス(米国)

賭け率優位のプロハースカに対し、レイエスが左ハイを繰り出す。低い位置から拳を伸ばすプロハースカが、アッパーから左フック、そしてローと独特な間で打撃を繰り出す。左を当てたレイエスが前にでると、プロハースカがカウンターで左を当てる。組んだレイエスがボディロックテイクダウンを決め、ハーフで抑える。肩固め狙いのレイエス、防いだプロハースカがブリッジからスクランブルに持ち込みスタンドに戻る。

左を入れたレイエスだが、プロハースカが右を打ち込むと体を屈めて下がる。ケージに詰まったレイエスはアッパーを受けながら左を振るって前に出るが、プロハースカもボディへにフックを思い切りパンチ打ち込む。レイエスは右を被弾してケージに詰まるが、それでもワンツーで前に出る。

プロハースカがワンツー、レイエスが左を返す。両者パンチの精度が高いなか、数で上回るプロハースカが圧力で上をいく。レイエスは左ハイ、カウンターの左を入れるがプロハースカがここからパンチを纏め初回を取った。

2R、蹴り足を取られても抜いて三日月を蹴ったレイエスに対し、プロハースカは遠い位置から右を伸ばす。レイエスは左ミドルから、右フックに右を合わせていく。と左から前に出るレイエスに対し、プロハースカはサークリング後に一転前に出て右をヒットさせる。前蹴りから左フックにもプロハースカは、スピニングバックフィストを狙ったレイエスに右アッパー、前蹴り、さらに右エルボーを打ち込む。

レイエスが左を返すと、足が泳いだプロハースカがダブルレッグへ。レイエスはギロチンもプロハースカは頭を抜いてトップに。三角狙いを担ぐプロハースカが足を抜いて、パス。プロハースカがマウントを狙うが、レイエスがフルガードに戻し下からエルボーを入れる。蹴り上げを受けながら、パスを決めたプロハースカは、ハーフに戻したレイエスにパンチを纏め。背中を見せて立ち上がろうとしたレイエスをラッシュをかけ、ケージに詰まったところでプロハースカは右エルボー、続く右エルボーは空振りも、そこから左スピニングバックエルボー一閃。

イマジネーション溢れるヒジを受けたレイエスが、前方に崩れ落ち──プロハースカがタイトル挑戦権獲得を決定づけるKO勝ちを決めた。

「良い試合だった。武芸の本分を見せたかった。直ぐに勝ちたいと思って、攻撃を受けることがあったから。カウンターのパンチがあるから、考えることできずパンチを振るった。それがスピニングエルボーだったかな……。タイトル挑戦? う~ん、OK。隣国のブラボヴィッチのことは好きだけど、準備はできている。UFC以前から僕とチームは成長し、UFCにやってきた。そしてタイトル挑戦できるなら光栄だけど、謙虚でいたい。チェコの皆、ありがとう。マーシャルアーツの本文を皆と分かち合いたい」と申し分のない──人の良さが滲み出るコメントを残した。


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