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【PFL2021#02】ローリー・マクドナルド、PFL初陣はRNCで完勝。「第2戦? 滑るマットを変えてほしい」

【写真】カカトでワキ腹を蹴り、RNCを完成させた(C)PFL

<ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド(カナダ)
Def.1R3分38秒by RNC
カーティス・ミランダ―(米国)

まず左ロングジャブを放ったミランダー、続くローでロリマクが姿勢を乱す。ロリマクのジャブに右フックを合わせようとするミランダーが右ミドルハイ。ワンツーと同じ踏み込みシングルレッグに入ったロリマクに対し、取られた足を外に出しミランダーが巧みに防御する。

ケージに押し込み、ダブルレッグに移行したロリマクがついにテイクダウンを決める。ハーフで抑えたロリマクは、マウントを狙った瞬間のミランダーのブリッジをすかしバックマウントを奪う。仰向けになり右腕を喉下に差し込んでいこうとしたロリマクは、手首を掴まれると逆の腕で絞めを狙う。

必死に防御していたミランダーだが、ロリマクはカカトでワキ腹を蹴り、その刹那右腕をこじ入れてRNCクラッチ。ここからパームトゥパームに移行してタップを奪った。

ウィナーコールを受けるまで、フィラス・ザハビにダブルレッグを仕掛けて技術の確認をしたロリマクは、バックステージインタビューで「2020年をこの1年に向けて、トレーニングしてきたから今日のような良い動きを見せることができた。カカトでミランダーを蹴ったのはオールドスクールテクニック、子供の頃から繰り返してきたこと。レバーを蹴られたミランダーは、喉下ががら空きになった。2戦目? 打撃の展開でいたるところでスリップしたから、マットを変えてほしいよ」と訴えた。

ウェルター級は開幕戦を終え、6P獲得のブラダボーイがタイム差で1位につけ、ロリマクが2位。セフェリーノが3Pで3位、NCで1Pを手にしたアレクサヒンとシが4位に。ここに欠場したアレクセイ・クンチェンコとマゴメド・マゴメドフが如何に巻き返してくるのか──第2戦は6月17日(木)に行われる。


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